猫と暮らす
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猫飼いさんが「猫吸い」をしたくなる瞬間を調査! 状況によっては注意点も|獣医師解説
「猫吸い」をしたことがある飼い主さんの割合は?
【体験談】飼い主さんが猫吸いをしたくなるのは、どんなとき?
猫がお腹を見せてくつろいでいるとき
- 「猫がゴロンとお腹を見せてるときは、丁重に『よろしくお願いします』と吸わせていただいてます。ホッとします。嫌なこと忘れさせてくれる」
- 「愛猫が隣に来て、無防備な姿で寝はじめたとき・・・我慢できません」
- 「お腹を出して、びょ〜んと長く伸びているとき。やっとパンチされなくなったので堪能しています。ほんわか暖かくて、良い匂いがします」
- 「お腹を見せて甘えている瞬間を狙って、吸う。だけど瞬殺される。もふもふで、気持ちいいけど、そんなに嫌がらんでも…と落ち込む」
衝動的に…
- 「突然吸いたくなる。安心します」
- 「愛猫が、デーンと目の前に横たわっているときに、思わず衝動的に猫吸いします!モフモフで、幸せです!」
- 「吸いたい衝動に駆られたとき。幸せ」
- 「見ていてかわいくて仕方ないときに思わずやってしまいます」
- 「可愛さに耐えられなくなったときに思わず…。猫にとっては迷惑な事かもしれませんが、幸せを感じます」
飼い主さんが疲れていたり、ストレスを感じているとき
- 「自分にストレスを感じるとき、落ち着きます」
- 「仕事でストレス満タンなときに、ゆるゆる抱っこをしながらご機嫌伺いをして、お腹に顔をうずめて深呼吸させてもらいます。ストレスが吹き飛び、ひたすら癒されます。ゴロゴロいってくれていると、さらに癒し度が上がります」
- 「疲れているとき、何となく寂しいときに猫吸いをしてしまいます。猫吸いをすると一気に元気がチャージされます!」
- 「ストレスを感じるとき、気持ちが落ち込んでるときにする。癒やされるので、このコたちのために、また明日から仕事頑張ろうと思う」
飼い主さんが出かける前後に
- 「仕事から帰って来たときにします。私はホッとしますか、猫はイヤがっています」
- 「仕事で留守番させてて、家に帰って来たとき。擦り寄り、寂しがりスリスリしてくるので、こちらもスリスリ」
- 「仕事から帰って来たら、リラックス中にただいまの挨拶代わりでしてます」
- 「・出掛ける前→離れ難い気持ちを抑えるべく。 ・帰宅時→リラックスすべく。共にたいへん気持ちが落ち着きます」
飼い主さんが猫吸いしたくなるシーンは、まだまだほかにも!
- 「愛猫と一緒に寝るとき。ベッドに入ってくるのが嬉しくて、首から背中辺りを吸っています。ふわふわで癒され、安心します。お腹は嫌がるのですが、いつか吸ってみたいです」
- 「ゴロゴロスリスリしてくれているときにしちゃいます。お陽さまのような優しい香りがして癒されます」
- 「PC作業中に、『遊べ~撫でろ~』と私の顔の前にすり寄って来たときに。モフモフでフニフニで気持ち良い。匂いは基本的に私と同じ匂い。猫ちゃんが寝てるときはやらないようにしてる」
- 「幸せそうに窓際で昼寝している姿を見たときは、絶対にやっちゃいます! もうストレスや嫌な事が吹っ飛びます」
- 「お腹を出して無防備に寝てるときや、抱っこしに膝に乗ってきたとき、かわいいなと思ったときなど、いつでも。日によってクッキーみたいな匂いだったり、干した布団みたいな匂いだったり、柿やスイカの匂いのように感じたり様々なので、しょっちゅう吸ってしまいます。スーハーして私はとても満たされますが、猫は大抵イカ耳になってます」
【獣医師解説】猫吸いの注意点は?
猫吸いの際は、愛猫がストレスを感じていないか配慮しよう
「猫はなでてほしかったり、抱っこしてもらいたいときには、自分から飼い主さんに近づきますが、ある程度満足するとすぐに離れたがるコが多いです。
猫がかまってほしいときに猫吸いをするのは、猫も嬉しく感じるかもしれません。しかし、飼い主さんが愛猫をわざわざ捕まえにいって、猫吸いを長時間やるという場合、猫はイライラしたり我慢していることもあるのではないでしょうか。
猫吸いをするときは、愛猫がストレスを感じていないか確認し、嫌がっているようであればそっとしておいてあげるのがよいでしょう」
猫からうつる病気もあるため要注意!
「猫も人も健康で、常識の範囲で行うのなら、それほど問題にはならないでしょう。ただし、過度のスキンシップによって猫からうつる病気もあるので、注意が必要です。
たとえば、『回虫症』や『トキソプラズマ症』などの消化管寄生虫は、猫の排泄物を口から吸いこんでしまった場合にうつることがあります。
猫は排泄後に、毛づくろいをしながらおしりの汚れを毛などにつけてしまうことがあります。その毛に顔を埋めた飼い主さんの口に入ることも考えられるため、注意が必要でしょう。
このほかにも、『皮膚真菌症』や『疥癬(かいせん)』などの皮膚の病気は、猫の体に飼い主さんの肌が密着しただけでうつる可能性があります。
『パスツレラ症』や『猫ひっかき病』などの細菌感染症は、スキンシップを嫌がった猫に噛みつかれたり引っかかれると、口や爪に常在している細菌が傷口から侵入して感染することがあります。
また、家猫でもノミ・マダニが寄生し家の中で増殖する場合があり、特にマダニは近年問題になっている『重症性血小板減少症候群』を引き起こすウイルスを媒介します。ノミ・マダニの予防も忘れないでください」
「そうですね。これらの病気は、子どもやお年寄り、持病がある人、体力が落ちている人などが発症しやすく重症になりやすいので、特に注意したほうがよいでしょう。
また、過度なスキンシップは猫にとってストレスになっている可能性もあります。多くの猫は、長い時間押さえられたり、お腹や胸など苦手な場所を触られるのを嫌う傾向にあります。ストレスにより膀胱炎を起こしたり、皮膚を舐め壊すコもいますので注意が必要です。
飼い主さんの愛情表現が愛猫にとってつらいものにならないよう、様子を見ながら行うようにしましょう」
ねこのきもちWEB MAGAZINE『「猫飼いあるある」に関するアンケートvol.15』
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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