猫と暮らす
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猫にナッツ類を与えるのはNG! 食べてしまったときの対処法とは
おやつやおつまみとして身近な「ナッツ類」。つい1粒あげたい気持ちにもなってしまいますが、実は猫にナッツ類を与えるのはNG! 種類によっては中毒症状を引き起こすおそれもあるのです。
ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に、ナッツ類を猫に与えてはいけない理由をお伺いしました。
ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に、ナッツ類を猫に与えてはいけない理由をお伺いしました。
どの種類のナッツもNG!
――ナッツ類は猫に与えてもいいのでしょうか。
岡本先生:
「ナッツ類には、くるみ、アーモンド、ピーナッツ、ヘーゼルナッツ、マカダミアナッツ等さまざまな種類がありますが、どれも与えないほうがよいでしょう」
岡本先生:
「ナッツ類には、くるみ、アーモンド、ピーナッツ、ヘーゼルナッツ、マカダミアナッツ等さまざまな種類がありますが、どれも与えないほうがよいでしょう」
ナッツ類は消化不良を起こすおそれが
――与えてはいけない理由を教えてください。
岡本先生:
「ナッツ類は脂質が多く、消化不良を起こすおそれがあります。
また、成分・中毒量は不明ですが、犬でマカダミアナッツによる中毒の報告が多数ありますので、猫でも注意が必要かと思います」
岡本先生:
「ナッツ類は脂質が多く、消化不良を起こすおそれがあります。
また、成分・中毒量は不明ですが、犬でマカダミアナッツによる中毒の報告が多数ありますので、猫でも注意が必要かと思います」
場合によっては速やかな受診が必要なケースも
――もしも誤って猫がナッツ類を食べてしまった場合、どのように対処すればいいでしょうか。
岡本先生:
「食べてしまった量が少量(ひと口程度)で、猫自身に元気や食欲があれば、ひとまずは経過観察で大丈夫です。消化器症状がでた場合は早めに動物病院を受診してください。
もしもたくさん食べてしまった場合や、食べたものにマカダミアナッツが含まれるのであれば、速やかに動物病院を受診してください」
岡本先生:
「食べてしまった量が少量(ひと口程度)で、猫自身に元気や食欲があれば、ひとまずは経過観察で大丈夫です。消化器症状がでた場合は早めに動物病院を受診してください。
もしもたくさん食べてしまった場合や、食べたものにマカダミアナッツが含まれるのであれば、速やかに動物病院を受診してください」
1粒が小さいナッツ類なら与えても大丈夫かと思いがちですが、猫にとってはよくないのですね。
なお、ナッツ類と一緒におつまみとしてよく食べられるサラミやクラッカーなども、脂肪分や塩分が高いため与えると内臓に負担をかけてしまうそう。愛猫が晩酌のお供をしてくれたとしても、与えないようご注意ください。
なお、ナッツ類と一緒におつまみとしてよく食べられるサラミやクラッカーなども、脂肪分や塩分が高いため与えると内臓に負担をかけてしまうそう。愛猫が晩酌のお供をしてくれたとしても、与えないようご注意ください。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/緒方るりこ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/緒方るりこ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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