猫と暮らす
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猫の体と食事・栄養について~消化吸収の仕組みや成長の仕方・体調管理のポイント
雑食の犬、肉食の猫、体のつくりも違う。
たとえば、猫と犬の永久歯を比べると、雑食性の犬の臼歯(奥歯)は26本なのに対し、肉を引きちぎって飲み込む猫の臼歯は、14本と少ないのです。
また、食物を消化する腸の長さも違います。犬は消化に時間のかかる植物を食べることもあるため、腸の長さが体長の約6倍あるのに対し、猫の腸は体長の約4倍しかありません。
成長期は1才くらいまで。オスとメスで体格に差が出る
成長期には、子猫の小さな胃や腸で効率的に消化・吸収できて、少量でも充分な栄養素のとれる、適切な食事を与える必要があります。1才くらいまでは、「子猫用」などの表示のある、成長期用の総合栄養食のフードを与えることが理想です。
猫は、オスとメスで成長の仕方に大きな差が出ます。成長するにしたがい、オスのほうが、メスよりも体格が大きくなります。
やせすぎ? 肥満? 定期的に獣医師のチェックを!
体重や体の大きさは個体によってばらつきがあるので、BCSでは肉付きなどから肥満度を判断します。飼い主の判断では、肥満かどうかの判別が甘くなってしまうので、定期的に、獣医師に肥満度をチェックしてもらいましょう。
肥満はさまざまな病気を呼び寄せます。体重が増えすぎないように、コントロールすることが大切です。
成長期も、成長が止まっても体重測定を習慣に。
成長期にはエネルギーの消費が大きく、比較的肥満になりにくいのですが、成長が止まってから、とくに避妊・去勢手術を済ませたあとは、必要なエネルギー量が減るので、肥満に気をつける必要があります。生後1年前後の、体重の増加が一度止まった時点から、また体重が増え出したら、獣医師に相談しましょう。
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