猫と暮らす
UP DATE
感染を見逃すと大変なことに…「猫エイズウイルス感染症」の恐ろしさ
猫エイズウイルス感染症(FIV)とは?
発症すると、数カ月~数年で死に至ることも……。また、感染~発症まで10年以上あくこともあります。
下記では、感染〜発症の流れについて細かく見ていきます。
①軽い発熱や下痢などが見られる時期(急性期)→【感染】
②症状が治まり、普通に生活できる時期(無症候キャリア期)
多くの猫の場合、この時期のまま発症せずに一生を終えますが、発症したら下記の③〜⑤のような段階で症状が出てきます。
③リンパ節が腫れて、発症のサインが出る時期(PGL期)→【発症】
④免疫機能の低下で、口内炎などの症状が出る時期
⑤免疫機能が機能しなくなり、激しい症状が出る時期(エイズ期)
猫エイズウイルス感染症を発症させない方法は?
一方で、清潔でストレスレスな室内飼いをしていれば、発症のリスクを抑えることができるのです。
子猫・飼い始めが要注意な理由は?
先住猫がいても、仲が悪くなければ一緒に過ごさせてもかまいませんが、ケンカをするようなら生活スペースを分けると、感染を防げるので安心です。
また、生後6カ月以内の子猫は、母親からの抗体をそのまま引き継ぐため、実際に感染していなくても検査で陽性になる場合があります。子猫の検査は、獣医師とよく相談しましょう。
愛猫のために、できるだけストレスをかけない環境を整えてあげたいですね!
出典/「ねこのきもち」2016年5月号『子猫や飼い始めは要注意シリーズ② 防げる? 治せる? 付き合える? 意外と知らない ねこの5大感染症』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
UP DATE