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やりすぎは要注意! 猫の飼い主さんがしがちな『NGお手入れ』
飼い主さんがやりがちな間違ったお手入れの事例について、ねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生が解説します。
猫の飼い主さんがやりがちな間違ったお手入れの事例
「たとえば体の洗いすぎや、愛猫のテリトリーのニオイを取りすぎていることでしょう。また、興奮するほどなでたり、ブラッシングしてしまうことも挙げられます」
「洗いすぎや消臭のしすぎは、猫にとってはストレスになってしまうことがあります。自分のニオイがないと不安になったり、ニオイをつけようとして過剰グルーミングが引き起こされることもあります」
猫のお手入れの頻度、コツは?
「シャンプーをするならば、長毛種であっても1カ月以上はあけたほうが望ましいでしょう。短毛種であれば、年に数回程度でも対応できます。ブラッシングのほか、猫自身で行うグルーミングでも十分にケアは出来ます。
清潔を保つことはもちろん大切ですが、猫は自分のニオイで安心します。家の掃除をする際も、愛猫のテリトリーを消臭しすぎないよう気をつけましょう」
「ふだんから活動的で爪を使う機会の多い猫などは、突然短く切ってしまうといつも通り爪を使えず、飛び乗ろうとした際に落下するおそれがあります。急に短くするのではなく、定期的に先端をカットするなどの対応を心がけましょう。
ブラッシングに関しては、興奮させてしまうほど行うのは控えた方がいいですし、苦手意識を与えてしまうかもしれません。最初は無理のない程度でとどめ、少しずつ慣らしながら習慣にしていけるといいですね。」
お手入れは猫も飼い主さんも負担にならない程度に
「基本的に猫はお手入れを自分で行う動物で、人間にされることを好まない傾向もあるため、やりすぎないことが大切です。とはいえ必要なものですし、特に長毛種はお手入れが欠かせません。
日頃からお手入れに慣れてもらい、お互いに負担にならないようにしておくことを目指しましょう」
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/sorami
編集/ねこのきもちWeb編集室
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