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タイで古くから愛されてきた猫種 シャム・バリニーズ・コラット

猫種の発祥において、さまざまな国が誕生の地となっています。今回はその中からタイ発祥のシャム、バリニーズ、コラットに注目してみまた。この3つの猫種には、どんな特徴があるのでしょうか。

王族だけが飼うことを許されていた「シャム」

2匹のシャム猫
jeancliclac/gettyimages
濃いブルーの瞳とポイントカラーが印象的なシャム。スリムな体型と短い被毛のため比較的寒がりの猫が多く、人と触れ合うことが大好きです。
その起源は今から500年以上前ともいわれており、当時は国名がシャム(現在のタイ)の王族だけが飼うことを許されていたそうです。18世紀以降に、タイ駐在の英国大使が帰国する際、王様から2匹のシャム猫を贈られたことで注目を浴び、世界各国に広まっていきました。

シャムの長毛種「バリニーズ」

座っているバリニーズ
BravissimoS/gettyimages
シャムの長毛種であるバリニーズは、シャムから極めてまれに生まれてくる長毛の猫のことです。これはシャムの祖先に紛れ込んだ長毛の猫の劣性遺伝子があらわれることで起こる、一種の「先祖返り」。そのためバリニーズを繁殖させるには、バリニーズ同士の交配か、シャム猫との交配が必要です。
猫の動きがバリ島のダンサーの流動的で華麗な踊りをイメージさせることに由来した猫種名のため、発祥とは関係ないのだとか。

幸運をもたらす猫「コラット」

ベッドで休むコラット
ginosphotos/gettyimages
独特のハート形の顔と、銀色に輝く被毛が美しいコラットは、幸せと繁栄をもたらす猫といわれています。タイ北東部のコラット高原で、古くから大切に飼われてきました。
マイペースで自己主張が強い部分もあるものの、社交性があり遊び好きで、飼い主さんにはとても忠実な猫が多いようです。また、比較的毛が抜けにくいため、室内飼育に適しているといわれています。
どの猫種も、人々の生活や文化と密接な関係を築いてきていました。また、長い歴史をもつためか、人と良好な関係を築きやすい傾向にあるのも魅力的。これらの猫種を見かけることがあったら、ぜひ注目してみてくださいね。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『シャム猫(サイアミーズ)の特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー ヤマザキ動物専門学校講師 ヤマザキ動物看護専門職短期大学講師 高野八重子先生)
   ねこのきもちWEB MAGAZINE『バリニーズの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー ヤマザキ動物専門学校講師 ヤマザキ動物看護専門職短期大学講師 高野八重子先生)
   ねこのきもちWEB MAGAZINE『コラットの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー ヤマザキ動物専門学校講師 ヤマザキ動物看護専門職短期大学講師 高野八重子先生)
文/田山郁
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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