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猫の寝方でわかる「異変のサイン」 4つの事例を獣医師が解説

猫の寝方を見たときに、体調が悪いなどの異変のサインに気づける場合もあるようです。今回、ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。

猫の寝方でわかる「異変のサイン」は?

眠るスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の寝方によって、体の調子が悪い、ストレスを感じているなどの「異変のサイン」に気づける場合があります。いくつか事例を見ていきましょう。

①猫がお腹を隠すように丸まって寝ている場合

猫がお腹を隠すように丸まって寝ているときは、寒さを感じていたり、どこか体調が悪くお腹を守る寝方をしている可能性があります。

まずは、室温が低すぎないか確認し、適温の場合は食欲や元気など、猫の様子がおかしくないか観察しましょう。気になることがあれば、動物病院で診てもらうようにしてください。

②足を地面につけたまま伏せの姿勢で寝ている場合

足を地面につけたまま伏せの姿勢で寝ているときは、体に痛みを感じていたり、体力が低下していたり、体調が悪い可能性があります。

何かほかに猫の様子が普段と違っていたり、じっと動かない時間が長いようであれば、早めに動物病院で診てもらうようにしましょう。

③いつもと違う場所で寝ている場合

眠る猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫がいつもと違う場所で寝ているときは、気温の変化などに応じて快適な場所で寝ているだけのこともありますが、環境の変化によるストレスや体調が悪い場合にも、普段とは違う場所で眠ることがあります。

この場合、まずは普段寝ている場所に、猫にとってストレスとなる音や振動などがないかを確認してみてください。また、新しく猫を迎えたなどの環境の変化がある場合には、先住猫が落ち着ける環境を作ってあげましょう。

猫がいつもと違う場所で寝ている場合、食欲低下や下痢、嘔吐などその他の症状が出ていたら、迷わず動物病院を受診してください。

④ぐっすり眠れていない場合

体調が悪かったり、強いストレスを感じている場合には、ぐっすり眠れずに常に薄目を開けていたり、呼吸がゆったりしていない様子が見られます。

猫がストレスを感じていたり、警戒しているものがあるようであれば、可能な限りそれらを取り除いてあげましょう。

食欲や元気がなかったり、その他の症状を伴う場合には、動物病院を受診しましょう。

猫の寝方で、飼い主さんが注意してあげたほうがいいことは?

眠るスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんは、愛猫の寝方について下記のことなどを把握しておくとよいでしょう。

  • 愛猫がいつも寝ている場所や時間帯
  • 愛猫が気持ちよさそうにぐっすり寝ているときの寝方
愛猫の異変に気づけるかどうかは、飼い主さんが「普段と違うな」という違和感に気づいてあげられるかどうかが、大事になってきます。

もちろん、寝方以外の愛猫の様子にも日頃から気にかけてあげてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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