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猫のお留守番、誰かに来てもらったり預けたりするのは何時間以上? 飼い主さん調査を獣医師が解説

一般的に猫にお留守番をさせるとき、ホテルに預けたり人にお願いしたりするのは、どのくらい家を空ける場合からなのでしょうか? 今回はそのアンケート結果と、猫のお留守番についてねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。

猫にどのくらいのお留守番させるときに人にお願いする?

猫のお留守番でどれくらい家を空けるとき人の手を借りる?
※2022年8月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数396人)
猫のお留守番に関するアンケート(ねこのきもちWEB MAGAZINE)
ねこのきもちアプリにてアンケートを実施したところ、飼い主さんの4割が1日以上家を空ける場合、ペットホテルに預けたり、人にお世話をお願いしたりしているという結果に。

では、実際に置き餌のみで猫がお留守番可能な日数や、お留守番させるときの注意点について、くわしくお話を伺っていきましょう。

猫が置き餌のみでお留守番可能なのはどのくらい?

メインクーンのヒメちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――猫をお留守番させるとき、置き餌のみでお留守番が可能な日数は、どのくらいだと考えられるでしょうか?

白山先生:
「健康な成猫であれば長くとも24時間程度、1泊2日くらいまでかと思います。個体差や年齢、健康状態などによっても、お留守番できる時間は違ってきます」

お留守番方法で猫の性格の向き不向きは?

お母さんを待っているらむちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――猫をお留守番させるとき、動物病院やホテル、親類や友人宅など自宅以外に預けるとき、猫の性格の向き不向きはありますか?

白山先生:
「ある程度、家族以外の人や環境の変化に慣れることができる、フレンドリーで社交的な性格の猫であれば向いていると思います。逆に警戒心が強く神経質だったり、怖がりな性格だったりする場合には、あまり向いていないといえるでしょう」

――自宅でお留守番させ、ペットシッターや親類・友人に来てもらう場合はどうでしょうか?

白山先生:
「警戒心が強く神経質な性格の猫の場合、お世話してくれる人がいる間は緊張してしまうかもしれませんが、基本的に住み慣れた自宅でのお留守番の方が向いている場合が多いかもしれません。逆に活発で好奇心旺盛な性格な猫の場合で、お留守番中にいたずらをしたり、事故や怪我をする危険性などが考えられたりする場合は向いていないでしょう」

猫のお留守番で注意したい点は?

サバトラ猫の令王ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――猫をお留守番させるとき、注意すべき点はなんでしょうか?

白山先生:
「安全にお留守番させられるか十分に考える必要があります。留守番中の脱走や事故、怪我などがないよう、また室温や湿度など、快適な環境を維持できるようにしてください。食事や水、トイレなど、留守番中十分に足りるように用意しましょう」

――猫の安全面を確保することが一番大切ですね。ほかにも配慮したほうがいい点などはありますか?

白山先生:
「ストレスを可能な限り減らしてあげることです。お留守番中はどうしても不安や緊張など、ストレスがかかってしまいます。食べ慣れた食事や食器、お気に入りのベッドやタオルなど、猫が少しでも安心できるように配慮してあげましょう。お留守番の予定がある前から、少しずつお留守番することに慣れさせておくのもいいかもしれません。また、可能な限りお留守番の時間を短くしてあげられるように予定を組んであげてくださいね」

――ありがとうございました。
猫にお留守番をさせる場合は、猫の安全や健康を確保することが何よりも大切です。愛猫にお留守番をさせる場合は、今回うかがった内容も参考に、愛猫の性格や体質などを十分に考慮したうえでおこなうようにしてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・丸山知美先生)
取材・文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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