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シニア猫になったら気を付けたい!「すい炎」などのすい臓の病気
すい臓の役割ってなに?
すい臓は「沈黙の臓器」といわれており、ある程度病気が進行しないと自覚症状が現れにくいことが特徴です。さらに、猫は腎臓や膀胱などにあたる「泌尿器」の病気にかかりやすいといわれており、そのため消化器の初期症状が見逃され、診断も難しかったようです。
しかし、今では検査技術が発達してきたため、以前では診断が付かなかった「すい臓」の病気も、血液検査などで分かるようになっています。
シニアになると増えてくる「すい炎」
猫に見られるすい臓の病気「すい炎」は、急性と慢性に分かれています。
「急性すい炎」の場合、事故で体を強打したしたことで発症する場合が大半です。室内の高いところやベランダからの落下で胴体を強打した結果、すい臓からすい液が漏れてすい臓自体を溶かしてしまうことが原因です。激しい腹痛があるため、じっとうずくまるように腹痛を耐えることが多いようです。
慢性のすい炎は、胆管肝炎などの病気にかかった場合の一部として起こると考えられます。吐く回数が少し増えた、食欲が少し落ちたなど、些細な変化しかないので、飼い主さんでも症状を見逃してしまう可能性があります。
いずれにしろ、「じっと動かない」「食欲が落ちる」などの行動は高年齢の猫にはよくあることです。特に「すい臓」の病気はひっそりと進行するため「年を取ったから、動きが鈍いのかな?」と放置せず、定期的に健康診断を受けさせることが大切です。
「すい炎」の治療法は?
また、黄疸が出ている猫は手術という選択をすることもあります。いずれにせよ「沈黙の臓器」であるすい臓に問題を抱えると、とても厄介です。定期的な健康診断や愛猫の観察、そして肥満に注意しながらフードや運動量をコントロールしましょう。
愛猫が快適で健康的な生活を送れるように、生活環境を整えることも大切ですね。そのためには、愛猫の好みやクセなどをよく観察して、愛猫と一緒に楽しく環境作りをしていきましょう!
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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