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猫の抜け毛が多くなる時期と理由、有効な対策は?

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猫と暮らすと、思いのほか多い抜け毛に手を焼きますよね。とくに抜け毛が多い時期はとにかく大変! 猫自身にも人にもトラブルとなる猫の抜け毛について、その原因や有効な対処法をご紹介します。

猫の抜け毛はなぜ抜ける?

猫の毛は上毛と下毛に分かれている(ダブルコート)ことが多く、気温が高くなる春から初夏にかけて体温調節をする役割の下毛が抜け落ちます。これを換毛期といい、抜け毛の量は通常の数倍にもなります。

毛が抜けやすい猫、抜けにくい猫は?

換毛期には、個体差もありますが、冬時期の10倍以上抜け毛が増える猫もいます。もともと毛量が多い長毛猫は、とくに抜け毛が多い傾向が。下毛がないシングルコートの猫のほうが抜け毛は少ないといわれます。

猫の抜け毛や毛玉によるトラブルは?

抜け毛が猫の体に付いたままもつれると、大きな毛玉になってしまうことも。毛玉ができると、引っ張られて皮膚が炎症を起こす恐れもあり、猫の健康によくありません。毛玉があまりにも巨大化してしまうと、自宅でカットするのも危険なので、トリミングサロンや動物病院で処置してもらわないとならなくなります。

また、猫が毛づくろいで抜け毛を大量に飲み込むと、抜け毛が胃腸の中で徐々に大きな塊になり、粘膜を刺激するなどして、病気の引き金となることがあります。

抜け毛が原因で引き起こされるおもな病気

・毛球症
飲み込んだ抜け毛が、胃腸で大きな塊となって停留する病気。塊の大きさによっては、開腹手術で取り出さないとならないこともあります。

・胃炎
胃の中に、毛玉がとどまって粘膜を刺激します。それによって、胃が荒れてしまい、下痢や嘔吐などの症状が見られるようになります。

・食道炎
毛玉などの嘔吐を頻繁に繰り返すと、逆流した胃酸が食道を刺激して、炎症が起こります。すると食欲低下などの症状が見られます。

猫の抜け毛の対処法は?

こまめなブラッシングで抜け毛を取り除いて

猫が抜け毛を大量に飲み込まないようにするには、効率よく抜け毛を除去できるブラッシングが有効です。短毛猫はラバーブラシを、長毛猫はスリッカーとコームのW使いで、しっかりブラッシングを。ブラッシングは、1.首のうしろ→お尻 2.脇→後ろ足 3.首まわり 4.しっぽ の順番で行うとやりやすいでしょう。長毛猫の場合は、これに5.脇の下→お腹 6.内股 をコームでとかすことをプラスして。換毛期の間は、長毛猫は毎日、短毛猫は2~3日に1回のお手入れを目安にするといいでしょう。

毛玉除去剤を与えても

猫が毛づくろいで飲み込んだ抜け毛は、ウンチと一緒に排出するのが理想的です。換毛期の時期には、猫が毛玉をよく吐くことがありますが、吐くことが習慣になってしまうと、食道や胃を傷つけることにもつながるので猫の健康面が心配です。そんな場合は、毛玉の排泄を促す毛玉除去剤を試すのも一案です。毛玉除去剤は、たいていペースト状になっていて、猫がなめやすい工夫がしてありますので、動物病院で相談するといいでしょう。

猫の換毛期は、「猫アレルギー」も心配!

猫の抜け毛には、猫アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)が付着しています。そのため、換毛期に猫アレルギーの症状が出る飼い主さんもいます。予防のためには、室内のアレルゲンを極力減らす対策をしましょう。毎日、掃除機をかけ、できれば床だけでなく壁も水拭きするようにして。空気清浄器の使用も効果的です。そして、猫の抜け毛が落ちる前にブラッシングをして抜け毛が舞わないようにするのも忘れずに。

まとめ

いくら可愛い愛猫でも、換毛期の抜け毛は困りもの。猫の健康のためにも、清潔な室内のためにも、抜け毛対策はしっかりしたいですね。

出典/「ねこのきもち」2017年4月号『猫もお部屋もスッキリ! 換毛期にすること』(監修:花島秀俊先生)

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