1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 猫が食べると危険な食べ物
  5. おなじみの野菜と果物、猫が食べても大丈夫? 気を付けたい野菜・果物とその理由

猫と暮らす

UP DATE

おなじみの野菜と果物、猫が食べても大丈夫? 気を付けたい野菜・果物とその理由

実りの秋。秋はおいしい野菜や果物が出回ります。そんな秋の味覚を楽しんでいるとき、愛猫におねだりされたり、誤って愛猫が口に入れたりしてしまうこともあるかもしれません。 秋に旬を迎える4つの食材について、猫に与えるときの注意点をねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

水分と食物繊維が豊富な「しいたけ」

カメラ目線の猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
きのこのなかでも食卓に並ぶ機会が多いしいたけ。しいたけは約90%が水分なので、猫が口にしても栄養学的に害が少ないでしょう。ただ、食物繊維が豊富なため、生煮えだったり、食べ過ぎたりすると嘔吐や下痢をするおそれがあります。
《与える場合は、しっかり茹でて!》
しいたけを与える場合は生のままではなく、茹でましょう。量は4分の1以下に留めてください。

問題ないけど高カロリーな「かぼちゃ」

帽子をかぶる幸くん(MIX)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
かぼちゃは、成分的には口にしても問題ありません。ただし高カロリーなので、与えすぎには注意が必要な野菜です。
《与える場合は、量を守ろう!》
かぼちゃを与えるとしたら、茹でて皮と種を取り除きましょう。実の部分を大さじ1程度なら与えても大丈夫です。かぼちゃの味を好む猫が多いようなので、気に入ってくれるかもしれません。

水分と食物繊維が豊富な「梨」

手をなめるシオンくん(スコティッシュフォールド)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
梨は猫に食べさせても問題ありません。ただ、水分と食物繊維が豊富なので食べ過ぎるとお腹を壊す心配が。人は栄養価が高いといって皮を食べることがありますが、猫の胃では皮まで消化することは難しいです。
《与える場合は、皮や種をしっかりと取り除く!》
猫に梨を与える場合は皮や種、芯の部分をしっかりと取り除き、実を小さく切るか、すりおろして与えましょう。量は大さじ1杯程度が適量です。
また、ここで紹介したのは、あくまでも生の梨です。砂糖やシロップにつけた缶詰の梨は糖分の過剰摂取になるので、猫に与えないようにしましょう。

口にすると危険な「ぶどう」

遊ぶハロくん(MIX)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ぶどうは猫にとって有害な食べ物のため、絶対に与えてはいけません。明確な発症機序は明らかにされていないものの、犬は舐めただけでもぶどう中毒による急性腎不全を起こし、最悪死に至る危険性があることが明らかになっています。犬と体の構造が似ていることから猫もふどうが危険視され、食べることはおろか、舐めてもいけないとされています。
《皮、レーズン、ジュースも避けて!》
ぶどうは、実だけじゃなく皮もNGです。レーズン(干しぶどう)やジュースについても同様のことがいえるため、絶対に口にしないようにしましょう。テーブルなどの猫の手が届くところに置かないほか、捨て方にも注意が必要です。
もし、猫が舐めたり、口にしたりしてしまった場合は、すぐに動物病院を受診してください。
一見害がなさそうに見える野菜や果物でも、猫の体に有害なものはあります。旬の食材を楽しむときは、猫に与える影響を知ったうえで食卓に並べましょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『この野菜、猫に与えてOK?NG?猫が食べてもいい・食べてはいけない野菜』
   ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫は梨を食べても大丈夫なのか【食べるメリットとそのときの注意点など】』
   ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫にぶどうはNG。食べてしまったときの症状と対処方法』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る