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猫は梨を食べても大丈夫なのか【食べるメリットとそのときの注意点など】

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梨のみずみずしさとシャリシャリとした食感は、人間の私たちにとっても、とても美味しく感じますよね。猫にとってはどうなのでしょう?梨を食べても大丈夫なのでしょうか。結論から言うと、猫に梨を食べさせても問題ありません。水分が多い果物なので食べすぎには注意が必要ですが、猫にとっていい成分も入っています。

野生の猫科動物の特徴として、水はあまり飲まず、猫には、尿の濃縮・水の再吸収能力が高いという性質が残っています。人と比べると水をあまり飲まないという印象がある猫にとって、梨は、水分補給の手助けになることが期待されます。


監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )

梨に含まれる栄養素

ほい梨
Promo_Link/gettyimages

梨は、水分が約9割を占める果物です。割合は少ないですが、栄養素としては、カリウムや食物繊維を含んでいます。カリウムは、塩分を排出する効能があるミネラルです。このミネラルの摂りすぎは注意が必要ですが、病気中の猫や既往歴のある猫でなければ問題ないでしょう。食物繊維には整腸作用があり、食物繊維の中に含まれるソルビトールといわれる糖分によって猫の便を柔らかくしてくれます。

梨は食べさせてもOKといっても缶詰はあたえてはいけない

梨を食べることによって猫の身体に良い効果も多いようですね。ただし、上記に記載しているのは、あくまで生の梨、フレッシュフルーツのみです。缶詰の梨は、決してあたえないでください。砂糖のシロップに漬けた梨なので、糖分の過剰摂取になり、肥満や血圧の上昇が心配です。あたえないのはもちろん、猫が誤って食べないかどうかも気を配りましょう。

猫が梨を食べることで生じるアレルギー

ごはんを食べるペルシャ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

梨を食べてアレルギーになる症例は少ないものの、100%起こらないとはいいきれないので、初めて食べさせる場合は少量ずつあげましょう。目を離さずに経過観察できる余裕があるときにあたえることも大切です。梨を食べた後にちょっとでも変化を感じたら、すぐに病院に連れていきましょう。個体によってはアレルギーが出る場合もあるため、複数頭飼っているのであれば、一匹ずつ様子を確認することも大切です。

こんな症状に注意しましょう

梨を与える際はどんな症状に気をつければいいのでしょうか。いつもと違う状態なのかがはっきりわかるように、普段から愛猫の様子をよくみておくことが大切です。
①下痢や嘔吐をしていないか 
②皮膚のかゆみはないか 
③いつもより元気がないように見えないか 
④目の充血はしていないか 

①~④の症状がでているようだったら、動物病院に行って獣医師に相談しましょう。

梨を猫にあたえる方法や注意点

おなかいっぱいで寝転ぶ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

梨を安全に食べさせるには、どんな方法で何に注意するべきでしょうか。大切なのは食べやすいようにしてから与えることです。そのため皮や種はしっかり切り取るようにしましょう。また、果肉は小さく切るといった少しの工夫でスムーズに食べさせることができるでしょう。梨をそのまま食べる以外にもいくつかレシピがあるので、ぜひ活用してみてください。

猫に梨を食べさせる方法

猫に梨を食べさせるときは、喉につまるようなことがないように、皮や種、芯の部分はしっかり取り除きます。小さく切り分けるか、すりおろしてあたえると食べやすいでしょう。人間の場合は、「皮のほうが栄養価が高い」といって皮も食べることがありますが、猫の胃では皮まで消化するのは難しいです。消化不良を起こす原因にもなるので、きちんと取り除いてあげてください。

猫が梨を食べるときの適量

猫が梨を食べるときは、小さく刻むかすりおろしてあげると負担をかけずに食べさせることができます。与える量は大さじ1杯くらいが適量です。梨には水分が多く含まれており、食物繊維も豊富なので食べすぎるとお腹を壊してしまう場合があります。あくまでも梨はおやつやごほうびとしてあげるようにしましょう。ほかにも暑い時期の水分補給として与える方法もおすすめです。もちろん主食はペットフード(総合栄養食)を与えて栄養のバランスを整えましょう。

梨を猫にあたえるときの注意点

猫に梨の種を食べさせてしまうのは危険がないとは言い切れません。梨の種には、シアン配糖体という体内で毒素になる成分を含んでいます。その成分で確実に病気になるというわけではないですが、梨の種は猫にあたえないほうがいいでしょう。消化不良を起こし、腸閉そくになってしまう可能性もあります。どちらにしても、種が入りこまないように気をつけてあたえましょう。

夏場の暑さ対策に、梨はおやつ程度にあげましょう。

梨は果肉の部分であれば、食べさせても大丈夫な食べ物です。ただし、梨ばかりではなくペットフード(総合栄養食)できちんと基本的な栄養を摂取し、おやつやデザートのように食べさせましょう。夏場には、食欲が減退する猫も多いかもしれません。食欲を少しでも増進させるために、あたえてみるのも対策の1つになりそうです。

監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )



監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )
博士(獣医学)東京大学。
所属学協会:日本獣医麻酔外科学会、日本獣医救急集中治療学会、日本麻酔科学会、日本獣医学会、日本獣医師会 / 北海道獣医師会、動物臨床医学会、日本動物病院福祉協会、日本動物リハビリテーション学会
著書:「犬と猫のリハビリテーション実践テクニック―ひと目でわかる理学療法の必修ポイント!!」(インターズー)、「動物医療チームのための痛みのケア超入門(as BOOKS)」(インターズー)など多数。

文/BE
※一部写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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