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猫の「ウールサッキング」とは 冬は特に気をつけたい猫の問題行動の対策

聞きなれない飼い主さんもいるかもしれませんが、じつはウールサッキングという行動をしてしまう猫は少なくありません。問題行動として扱われることもあり、ときには動物病院の受診が必要に。今回は獣医師の菊池亜都子先生に、ウールサッキングについて解説していただきました。

猫のウールサッキングとは?

ウトウトしている子猫
Prystai/gettyimages
「毛織物吸い行動」とも呼ばれるウールサッキングは、布類などを吸ったり、噛んだり、摂食したりする行動のことです。
同じ行動を繰り返す「常同(じょうどう)障害」のひとつで、毛布を食べるなどの行動を頻繁に繰り返すようになります。猫が毛布をほんの少し吸う程度なら問題ないものの、噛みちぎって飲み込んでしまうと消化できずに腸にたまり、手術で異物を摘出しなければならないケースも。そうなる前に受診することが大切です。

猫のウールサッキングの対処法や予防法は?

くつろいでいる猫
Mariia Kokorina/gettyimages
まず、口にしそうなものを猫に近づけないようにしましょう。
猫の目につく場所に、ウールサッキングの対象になりそうなものを出したままにせず、引き出しなどにしまってください。猫によってはそれも器用に開けてしまうことがあるため、専用のストッパーを取り付けるなど、猫が開けられないようにする工夫も忘れずに。
また、飼い主さんの目の届かない留守中や就寝時は、ケージを活用してもいいでしょう。その際は、ベッドやトイレが設置できるタイプのケージがベターです。

対象物の代わりになるものを使う

可能な範囲で、対象物を別の素材に替えてしまうのも手です。
たとえば布のカーテンなら、木製やアルミ製のブラインドに替える、トイレ砂を紙・鉱物・木・おから・シリカゲルなどの異なるものに替える、また、段ボール箱を木製の箱に替えるなどしてみてもよいでしょう。

食事や環境の見直しも大切

フードボウルの隣に座っている猫
Mary Swift/gettyimages
ウールサッキングは、空腹を感じると行動が悪化するといわれています。
そのため、1日の適正給与量を守ったうえで、フードが出る知育おもちゃで時間をかけて食べさせたり、与える回数を増やしたりと、与え方に工夫をしましょう。
猫のなかには、噛み応えを求めて異物を口にしたがる猫もいるので、固いフードなどで噛むことに刺激を与えてみてもよいでしょう。

退屈させない環境をつくる

猫は退屈になると、暇つぶしから身近なものを口にしてしまうことがあります。そのため、猫が好む遊びやスキンシップなどの相手をしっかりとしてあげましょう。
また、猫は外を眺めるのが好きなため、窓から外を眺められるようにしてあげるとパトロール気分が楽しめます。窓際にキャットタワーや高さのある家具を置いて、外を眺めやすくするのもおすすめです。
猫の健康などにも影響を及ぼしてしまうおそれのあるウールサッキングですが、猫は悪気があってしているわけではありません。何かを口にしたときに叩くなどの罰を与えるようなことはせずに、獣医師の助けなども借りて、解決を目指していきましょう。
お話を伺った先生/菊池亜都子先生(獣医師)
参考/「ねこのきもち」2021年2月号『冬はとくに注意! どの猫にも起こり得る問題行動 「ウールサッキング」を知っていますか?』
文/田山郁
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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