猫と暮らす
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猫の「ウールサッキング」とは 冬は特に気をつけたい猫の問題行動の対策
猫のウールサッキングとは?
同じ行動を繰り返す「常同(じょうどう)障害」のひとつで、毛布を食べるなどの行動を頻繁に繰り返すようになります。猫が毛布をほんの少し吸う程度なら問題ないものの、噛みちぎって飲み込んでしまうと消化できずに腸にたまり、手術で異物を摘出しなければならないケースも。そうなる前に受診することが大切です。
猫のウールサッキングの対処法や予防法は?
猫の目につく場所に、ウールサッキングの対象になりそうなものを出したままにせず、引き出しなどにしまってください。猫によってはそれも器用に開けてしまうことがあるため、専用のストッパーを取り付けるなど、猫が開けられないようにする工夫も忘れずに。
また、飼い主さんの目の届かない留守中や就寝時は、ケージを活用してもいいでしょう。その際は、ベッドやトイレが設置できるタイプのケージがベターです。
対象物の代わりになるものを使う
たとえば布のカーテンなら、木製やアルミ製のブラインドに替える、トイレ砂を紙・鉱物・木・おから・シリカゲルなどの異なるものに替える、また、段ボール箱を木製の箱に替えるなどしてみてもよいでしょう。
食事や環境の見直しも大切
そのため、1日の適正給与量を守ったうえで、フードが出る知育おもちゃで時間をかけて食べさせたり、与える回数を増やしたりと、与え方に工夫をしましょう。
猫のなかには、噛み応えを求めて異物を口にしたがる猫もいるので、固いフードなどで噛むことに刺激を与えてみてもよいでしょう。
退屈させない環境をつくる
また、猫は外を眺めるのが好きなため、窓から外を眺められるようにしてあげるとパトロール気分が楽しめます。窓際にキャットタワーや高さのある家具を置いて、外を眺めやすくするのもおすすめです。
参考/「ねこのきもち」2021年2月号『冬はとくに注意! どの猫にも起こり得る問題行動 「ウールサッキング」を知っていますか?』
文/田山郁
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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