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猫が飼い主を噛む意外な理由 噛まれないようにするための対策は

怒らせていないのに、急に愛猫に噛まれてしまったなんて経験があるかたも多いでしょう。猫が急に噛むのには何か理由があるのでしょうか。今回は、噛まれてしまう理由、噛まれないためにできること、噛まれてしまったときの対処法についてご紹介します。

猫が噛むのはなぜ?

かわいいベンガル猫
Ingus Kruklitis/gettyimages

うれしい気持ちがおさえられないから

飼い主さんになでられて気持ちよかったり、うれしかったりと高ぶった感情がおさえられず、その延長で噛んでしまうことがあります。猫は成長過程で「甘噛み」を繰り返しながら愛情表現を体得していくため、「噛む」という行為には「うれしい」というポジティブな気持ちの裏返しの意味合いがあるのです。
悪意があるわけではありませんが、噛み続ける場合は、おもちゃを差し出すなどして、そちらを噛ませるようにしましょう。

なでられるのが嫌で追い払おうとしている

猫は自分が嫌なことには自己主張をハッキリとするため、なでられることを噛んで拒否している可能性があります。
しかし、ただ拒否しているわけではなく、なでてもらいたかったけれど眠くなってしまった、体のどこかに痛みがあり機嫌が悪いなどの理由もあるかもしれません。
何かしらの原因や理由が隠れている可能性があるので、猫の様子を注意深く観察するようにしましょう。

噛ませないためにできること

カメラをみつめる猫
Photography by Adri/gettyimages
猫の噛むという行為は本能的なものです。しかし、人の体や噛んではいけないものを噛むという行為をさせないためにできることをご紹介します。

人の手足をおもちゃだと認識させない

猫をあやそうと手を使ったり、抱っこしたりしてしまうことも多いでしょう。しかし、この行為を繰り返すことで、飼い主さんの手や足はおもちゃなのだと勘違いしてしまうおそれがあります。

遊ぶときは必ずおもちゃなどの道具を使う

遊びの時間は必ずおもちゃなどの道具を使うことが効果的です。
また、遊びが足りないとストレスから無駄に噛んでしまうこともあるため、おもちゃなどの道具を介してエネルギーとストレスを発散させてあげるようにしましょう。

噛まれてしまったときはどうしたらいい?

見上げる猫
Louno_M/gettyimages
ほとんどの猫が「パスツレラ菌」を保有しているため、人に感染してしまうと傷口が腫れ、激痛が走ることも。肉芽腫や骨髄炎などを併発するおそれがあるため、愛猫に噛まれてしまった場合は適切な処置をしましょう。

傷口が浅い場合

傷口が浅い場合、まずは石鹸で傷口をきれいに洗い流します。そして、石鹸をよく泡立ててから傷口の上に泡を置くようにして優しく洗い、水でしっかりと洗い流しましょう。
出血が止まらなかったり、痛みが続く、腫れてきたりなどの変化がある場合は、必ず病院を受診してください。

出血があり、傷口が深い場合

傷口が深いと菌が体内に入り込んでしまい重症化してしまうため、早急な対処が必要です。
まずは流水で数分洗い流し、血が止まらない場合は流水で洗ったあと、清潔なタオルやガーゼを使用して傷口を圧迫します。そのまますぐに病院を受診してください。
猫が噛んでしまう原因はさまざまあるようですが、気まぐれで噛んでいるわけではありません。噛まれてしまった場合は、猫からのサインを読み取り、噛まれない工夫をするようにしましょう。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【シーン別に解説】猫はなぜ噛むの?その原因とサイン、噛ませない方法』(監修:目黒アニマルメディカルセンター 隅田川動物病院顧問 佐藤貴紀先生)
文/山村晴美
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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