室内でも! 猫が見つからないときの呼び寄せ方
脱走時はもちろん、室内でも愛猫の姿が見えないとドキドキしますよね。「コレで絶対出てきてくれる」という合図があると便利です。どんな方法が有効か、考えてみました!
缶を開ける
筆者の猫はこれで一発で出てきます。開けるのは、キャットフードの缶ではなくても大丈夫。布団の中、押入れの中など、缶を開ける音が聞こえなさそうな場所にいたとしても、猫の耳はよいので「ウエットフードがもらえるのかな?」と、「にゃ~」と嬉しそうに鳴きながらやってきます。
キャットフードの缶でなくてもいいと書きましたが、猫が「缶の音を聞く→飼い主のそばにいく→おいしいフードがもらえる」と覚えたほうがいいので、缶を開けて出てきたら、必ずフードをあげたほうがよさそうです。
しかし! これで覚えてしまうと、ツナ缶だろうがコーン缶だろうが、缶が空いたら猫が来るようになってしまいます。しかしそれは仕方がないこと。以前、人の缶詰ばかりを開けていたら、猫が来なくなったことがあったので、猫が来る合図にしたいなら、そばに来たときは必ずフードを与えたほうがよさそうです。
パッカン! って鳴ったから、猫缶だと思ったら、トマト缶だった時の衝撃の顔!
名前を呼ぶ
ふだんからお返事をする猫なら、名前を呼んだら「ここにいるよ」と返事をしてくれるかもしれません。緊急時のためにも、ふだんから名前を呼んで返事をしてくれたらほめてあげたり、撫でてあげたり、フードをあげたりして、「返事をするといいことがある」と覚えさせるとよさそうですね。
もし脱走してしまったら…やはりフードでおびき寄せる
脱走した猫を保護の仕方として有効だとされているのは、やはりフードを使って気を引く方法です。その方法をご紹介します
1,キャリーケース、フードなどを用意する
猫を安全に保護して連れ帰るために、必要なものを持参しましょう。飼い主さんは興奮した猫に引っかかれる恐れがあるので、長袖を着用したほうが○。
[用意するもの]
・キャリーケース
・愛猫が好きなフード
・懐中電灯(暗がりにいるかもしれないので)
・バスタオル(猫を捕まえるときに使用)
2,猫が潜みがちな場所を探す
外(敷地)を出たことのない猫なら、たいてい暗くて狭い場所に潜んでジッとしているもの。猫がふだん食事をする時間帯や、人通りが減る夕方以降に出て来やすい傾向があるようです。
[ここを捜して]
・車の下
・茂み
・物置の下
3,猫を見つけたら安全に保護する
脱走した猫は精神的に不安定なので、たとえ飼い主さんでも大声を出すのはNG。急いで駆け寄ると恐怖心から逃げてしまうこともあるようです。追いかけたりせず、思わず反応してしまう「フード」を使っておびき寄せましょう。
4,帰宅後は全身をチェック
ケガをしていなさそうでも、外でノラ猫と接触し、ウイルスや寄生虫をうつされている可能性も。保護したらそのまま動物病院へ行ったほうがいいでしょう。
いかがでしたか?
緊急時に備えて、猫が来てくれる「合図」にぜひトライしてみてください。
出典/「ねこのきもち」2017年4月号『愛猫の緊急時対策マニュアル』
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/マリー=クリスティーヌ=ベロン