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猫に嫌な思いをさせない!上手に目薬を投与するコツ教えます!~目薬マスター術~

↑©Stramyk

液体の「点眼薬」をさす手順

目の病気のため、よく見えないうえ痛みなどもある猫ちゃんにとって、治すための目薬であっても、ストレス以外の何ものでもありません。そんな嫌がる愛猫に、スムーズに目薬をつける手順をご紹介します。

主に抗生剤や抗真菌剤、眼科用表面麻酔剤などが含まれる液体の点眼薬。1滴だけでも十分な効果があります。

手順1:猫の背後に回り、手のひらで優しく顔を支えます。点眼薬をさすほうの目の上まぶたを、親指で軽く引き上げましょう。

手順2:猫の視界に入らない角度から点眼薬を近づけ、目から1cmの高さから、上まぶたと白目の間を狙って点眼薬を1滴さします。
目薬を投与するコツ

2通りある「眼軟膏」をつける手順

点眼薬と同様に、主に抗生剤、抗真菌剤が含まれている眼軟膏。点眼薬と比べ、効果が長時間持続するため、つける回数が少なくてすむところがメリットです。

眼軟膏には、直接つける方法と、綿棒を使ってつける方法の2通りがあります。

直接つける場合:軟膏をチューブから1〜2mmほど出し、上まぶたの裏に軽くのせるように付けます。軟膏を出しすぎたり、強くこすってつけないように注意しましょう。
目薬を投与するコツ
綿棒を使う場合:綿棒の先に軟膏を1〜2mmほどとります。その綿棒を、猫の視界に入らないよう横から近づけ、上まぶたの裏にそっと付けます。

猫に嫌われない「目薬上手のコツ」

病気を治したい一心で、猫ちゃんに逃げられても嫌がられても、目薬をつけなければいけない飼い主さんはつらいですよね。賢い猫ちゃんは、目薬タイムが近づくと、先回りして姿を隠してしまう場合も。

「目薬=嫌なもの」という記憶にならないよう、目薬の直後に、大好きなおやつを少しあげてみましょう。すると、猫ちゃんは「目薬=あとでおやつ」と覚えるので、あまり嫌がらなくなるようになります。
また、猫ちゃんが目薬を嫌がって動くようなら、2人がかりで役割分担するのもいいでしょう。一人は猫ちゃんの顔を固定する係、一人は目薬係とすれば、手際よくスムーズに投薬でき、猫ちゃんへの負担も最小限ですむでしょう。



出典元/「ねこのきもち」2018年2月号『症例写真でよくわかる! 猫がかかりやすい目の病気』(監修:江島博康先生 東京ウエスト動物病院院長)
文/ヤマモト トモミ
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