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「突然ところかまわずオシッコをするように」。飼い主が猫の「オシッコの病気」に気がついたきっかけは

猫の飼い主さんに「猫のおしっこの病気」に関するアンケートを実施し、おしっこの病気に気づいたきっかけを教えていただきました。また、回答をもとに、病気を早期発見するためのポイントや対策について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に伺いました。

愛猫がおしっこの病気になったことはある?

愛猫はおしっこの病気にかかったことはある?
※2020年8月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 400人)
猫のおしっこの病気に関するアンケート
ねこのきもちWEB MAGAZINEのアンケートにおいて、飼い主さん400人に「愛猫がおしっこの病気にかかったことはあるか」についてお聞きしました。すると、38%の飼い主さんが「はい」という回答結果になりましたが、「いいえ」と回答された方は62%と、おしっこの病気にかかったことの方が少ないということがわかりました。

おしっこの病気に気づいたきっかけは?

トランクの上に乗る猫
Kryssia Campos/gettyimages
飼い主さんたちから寄せられた回答と合わせて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に解説していただきました。

頻繁にトイレに行くのにおしっこが出ていない

・何回もトイレに行っているのに、おしっこが出なかった。
・トイレに何度も行くわりにおしっこが出てないことがありました。
・しょっちゅうトイレに行くのですが、ほんの少ししかオシッコが出てなくてそれで変だなぁと感じました。

――おしっこの病気に気づいたきっかけとして、「トイレの回数が増えたのにおしっこをしていなかった」という回答が多くありました。そのほかに気づきやすいポイントはありますか?

岡本先生:
「排尿時間が長かったり、おしっこの塊がいつもより小さかったりするということが挙げられます。また、排尿時に鳴くことも気づきやすいポイントではないでしょうか」

――おしっこが出ていないと気づいたとき、どれくらい様子を見てもいいのでしょうか?

岡本先生:
「元気や食欲がある場合でも、24時間以上の様子見はしない方がいいでしょう」

いつもと違う尿によって気づいた

・おしっこに結石が混じっていて気が付いた
・おしっこにキラキラした物が見えた
・トイレ以外で、所かまわずするようになり、トイレでするとき、「ナーオ! ナーオ!」と鳴くようになった。おしっこの臭いもいつもと違いました。
・血尿が出た。キラキラがおしっこに混ざっていた。

――尿に結石が混じっていて気づいたというかたもいらっしゃいました。猫砂でトイレをしている場合、結石に気付くことはできるのでしょうか?

岡本先生:
「尿道を通過できるサイズの結石であれば、結石が出てくるので気づくことができると思います」

おしっこの病気に早く気づくためには?予防策はある?

こちらをみつめる猫
Peter Muller/gettyimages
――おしっこの病気に早く気づくために気をつけた方がいいことや、予防策があれば教えてください。

岡本先生:
「冬場は飲水量が減るので、設置場所を増やしたり、温めたり味をつけたりなどして飲水をうながしてあげましょう」

――ありがとうございました。
トイレの際にいつもと違う様子があったら、早めに動物病院を受診しましょう。また、飲水をうながして病気を予防できるように心がけていきたいですね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/山村晴美
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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