猫の種類は世界に約300もあるといわれていますが、それぞれの背景にはたくさんのトリビアがあるということをご存知ですか?そこで今回は、猫の性質や変化にまつわる興味深いトリビアを、猫写真家の石原さくらさんに教えていただきました。
ターキッシュバンは泳げる!
トルコ東部のバン湖周辺にルーツをもつとされるターキッシュバン。水辺で暮らしていたことや、水を弾くなめらかな被毛をもつことから、猫のなかでは珍しく泳げる種類といわれています。別名「スイミングキャット」とも呼ばれているんですよ。
アメリカンショートヘアーには単色がいる!
日本で古くから愛されてきたアメリカンショートヘアー。当初は代表色のシルバータビーが主流でしたが、人気を受けてアメリカからさまざまな毛色が入ってくるように。クリームタビーやブラウンタビーのほか、掛け合わせによっては黒や白などの単色も生まれるようになりました。こうした単色は「ミスカラー」とも呼ばれますが、現在はアメリカンショートヘアーとして登録されています。
アビシニアンの鳴き声は小鳥のさえずりと称されている!
引き締まった体に小さな顔……野性味あふれる風貌のアビシニアンですが、実は穏やかで甘えん坊な性格が多いといわれています。そのような性格からか鳴き声は小さく、“小鳥のさえずり”や“鈴を転がすような声”と表現されることも。現代の住環境に適した「マンションキャット」とも呼ばれています。
ペルシャは冬になると角らしきものが生える!
猫は気温が下がってくると、アンダーコートと呼ばれる短くて柔らかい毛が増える仕組みがあります。このアンダーコートは顔まわりにも増えるため、夏と冬で見た目が大きく変化する猫もいますよね。
なかでもペルシャは、耳と耳の間に2つ角のように毛が生えることがあります。この場所に生える理由はわかっていませんが、ペルシャの飼い主さんのなかでは冬の風物詩になっているようです♡
トリビアを知っていると、猫を見る目が変わりそう。ぜひ会話のネタにしてみてくださいね。
お話を伺った先生/石原さくらさん(猫写真家 猫研究家 愛玩動物飼養管理士1級)
参考/「ねこのきもち」2021年3月号『純血&ミックスのニッチなネタが満載! 明日きっと話したくなる 猫種トリビア』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。