猫と暮らす
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生まれたての子猫が道にいたら、まず母猫がいないかを確認すべき理由 人ができる対応は?
生まれて間もない子猫を道で見つけたときは、いったいどうすればいいのでしょうか。大切な命を守るために、適切なケアをしてあげたいものですね。子猫を道で拾う前や拾ったとき、その後の対応について、ねこのきもち獣医師相談室の原俊太郎先生が解説します。
生まれたての子猫を道で拾うときは?
――生まれたての子猫を道で拾うとき、どのようなことに気をつけるべきでしょうか。
原先生:
「生まれたての子猫を拾う際は、拾い上げる前に、周りに母猫らしき猫がいないかをしっかりと確認してから拾い上げるようにしましょう。不用意に人が関与してしまうことで母猫が警戒をしてしまい、その子のお世話を急にやめてしまうこともあります」
原先生:
「生まれたての子猫を拾う際は、拾い上げる前に、周りに母猫らしき猫がいないかをしっかりと確認してから拾い上げるようにしましょう。不用意に人が関与してしまうことで母猫が警戒をしてしまい、その子のお世話を急にやめてしまうこともあります」
まずは何を用意すればいい?
――拾った子猫を家につれて帰るとき、まずは何を用意すればよいでしょうか。
原先生:
「生まれたばかりの子猫は、自分自身の体の機能を維持することがまだうまくできません。とくに体温が下がりやすいので、タオルや湯たんぽなどをうまく使って体温が下がらないようにしてあげましょう。段ボールや大きめのカゴを使って、簡易的な寝床を作るのもおすすめです」
原先生:
「生まれたばかりの子猫は、自分自身の体の機能を維持することがまだうまくできません。とくに体温が下がりやすいので、タオルや湯たんぽなどをうまく使って体温が下がらないようにしてあげましょう。段ボールや大きめのカゴを使って、簡易的な寝床を作るのもおすすめです」
拾った子猫のお世話をするときは?
――拾った子猫のお世話をするとき、どのようなことに気をつければいいですか。
原先生:
「まずは、さきほどお伝えしたように体温の維持です。夏以外だと夜などは思った以上に冷えがちなので、常にあたたかい状況を意識的につくってあげましょう。
また小さい頃は一度に多くを食べられない分、少しずつ何度も食事をする必要があります。ミルクなどがまだ必要なくらいだと1〜2時間おき、離乳食になっていても4〜6時間おきには細かく食事を与えるようにしましょう。
子猫は自分で排泄(はいせつ)するのも苦手なので、食事の前後でお尻を刺激して、排便や排尿をうながしてあげることも大切です」
原先生:
「まずは、さきほどお伝えしたように体温の維持です。夏以外だと夜などは思った以上に冷えがちなので、常にあたたかい状況を意識的につくってあげましょう。
また小さい頃は一度に多くを食べられない分、少しずつ何度も食事をする必要があります。ミルクなどがまだ必要なくらいだと1〜2時間おき、離乳食になっていても4〜6時間おきには細かく食事を与えるようにしましょう。
子猫は自分で排泄(はいせつ)するのも苦手なので、食事の前後でお尻を刺激して、排便や排尿をうながしてあげることも大切です」
異常がなくても診察を受けたほうがいいの?
――拾った子猫を飼う場合、とくに異常はみられなくても、病院で診察を受けたほうがいいのでしょうか。
原先生:
「小さな子猫は、見た目には異常がなくても、基本的に診察をうけることをおすすめします。小さいうちに診察を受けておくことで、おおよその月齢の予測がつけやすかったり、思わぬ異常が見つかったりするというメリットがあります。
また外で拾った場合、ノミやダニ、消化管内寄生虫などがいる場合もあるので、早めの受診でこれらを確認してもらうようにしましょう」
――ありがとうございました。
原先生:
「小さな子猫は、見た目には異常がなくても、基本的に診察をうけることをおすすめします。小さいうちに診察を受けておくことで、おおよその月齢の予測がつけやすかったり、思わぬ異常が見つかったりするというメリットがあります。
また外で拾った場合、ノミやダニ、消化管内寄生虫などがいる場合もあるので、早めの受診でこれらを確認してもらうようにしましょう」
――ありがとうございました。
大切な命を守りたい!
子猫を拾ったときは体温が下がらないようにまずはあたたかくして、早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・原俊太郎先生)
取材・文/都留朱音
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/都留朱音
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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