猫と暮らす
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もし子猫を拾ったら?保護したときにやるべきこととかかる費用を獣医師に聞いた
子猫を拾ったときにまずやるべきこと
岡本先生:
「まずは、一時的でも自宅で保護が可能なのかを考えてください。ペット可の物件か、こまめなミルク給餌や排泄のお世話が実際にできるのか、冷静に判断しましょう。また、保護した子猫は衰弱していたり、低体温・低栄養になっていたりする可能性もあります。ノミのチェックなども必要ですので、なるべく早めに動物病院を受診してください」
子猫を拾ったときまず揃えるべきものは
岡本先生:
「子猫の寝床、食事、トイレに関わるグッズが必要です。寝床はケージもしくはクレートのほか、応急的にダンボールも使用できます。これらとあわせて、保温マットやお湯を入れるペットボトルなど保温できるものを用意しましょう。また、食事関係では食器と月齢にあった食事、水(離乳していない場合は哺乳瓶とミルク)が必要です」
子猫を拾ったときにかかる費用の目安
岡本先生:
「保護猫の場合は猫カゼにかかっていることも多く、こまめな通院が必要になるケースも多いです。最初の健診・予防・治療・お世話グッズの購入等いろいろ含め、保護時には1万円〜5万円程度の費用がかかると予測されます。また、健康な場合でも、猫の飼育には食事・予防薬・予防接種・トイレの猫砂等が必要ですので、年間10万円以上の費用がかかることは覚悟しておきましょう」
拾った子猫のお世話の仕方
岡本先生:
「生まれて1週間以内の子猫の場合は、3~4時間おきのミルクと排泄の介助が必要です。また、生後1か月くらいまでは、4〜5時間おきのミルクと排泄の介助が必要になります」
子猫を拾ったものの、自宅で飼えないときはどうすべき?
岡本先生:
「もし飼育が難しい場合は、受診した動物病院や地域の自治体、保護団体に相談しましょう」
取材・文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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