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室内飼いの猫に首輪はつけるべきか 首輪のメリットや選び方を獣医師に聞いた

猫用の首輪はバリエーションも豊富。とはいえ、完全に室内で飼っている猫にも首輪はつけるべきなのでしょうか?今回は、猫に首輪をつけるメリット・デメリットや慣れさせ方について、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に教えていただきました。

猫に首輪をつけるメリットとは

誕生日を迎えたスコのペンペンくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――猫に首輪をつけるメリットは何でしょうか?

原先生:
「首輪は、万が一の脱走時に役立ちます。猫は基本的に完全室内飼いが推奨されていますが、ちょっとしたきっかけで脱走してしまうおそれがあります。そんなとき首輪をつけていれば、飼い猫という証になったり、鈴がついていれば音で見つけやすくなったりするでしょう」

逆にデメリットはある?

ガチャガチャの首輪をつけるにゃあたくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――首輪をつけることで起こりうるデメリットはありますか?また、それらの予防策や対処法も教えてください。

原先生:
「猫は本来、何かを身につけることを好みません。首輪をつけることで違和感を覚えたり、鈴の音に反応しすぎてストレスを感じてしまったりというデメリットが考えられます。

対策としては、まず鈴など音の鳴るものがついていない首輪から始めましょう。さまざまな素材・太さの首輪を試してみて、愛猫が一番気にしないものを探してみるのもひとつの手段です」

首輪に慣れてもらう方法

首輪を新調したキジトラMIXのふくくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――猫を首輪に慣れさせるためには、どうしたらいいでしょうか?

原先生:
「首輪に慣れないうちは、1日のうち数時間だけつけるところから始めて、少しずつ慣れさせてあげることをおすすめします。さきほど挙げたように、いろいろな素材・太さの首輪を試して、愛猫が気に入るものを探すことも大切です。

とはいえ、猫の首輪は必須ではありません。嫌がる猫に無理やりつけさせ続けると、かえってストレスで体調を崩すおそれもあるので、強く拒絶する場合はすぐに外してあげましょう」
猫に首輪をつけると、万が一脱走してしまったときに役立ちます。はじめは1日数時間だけつけてみて、少しずつ慣れさせてあげるとよいですね。嫌がる場合は無理につける必要はないので、愛猫の様子を見てつけるかどうか検討してみてください。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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