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ブラッシングを嫌がる猫、もしかしたらブラシが嫌いかも? 猫のためのブラシの選び方

愛猫はブラッシングをさせてくれますか? ブラッシング自体が苦手な猫もいますが、もしかしたらブラシが好みではない可能性も。今回は獣医師目線でのおすすめブラシや猫がブラシを好んでいるかの判断基準をねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に教えていただきました。

猫が好むブラシとは?

ラグドールのクレアちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――素材や大きさなど、猫が好むブラシの見つけ方を教えてください。

白山先生:
「猫の被毛の長さや性質にもよりますが、先端が丸くなっているもの、皮膚への刺激が少ないものを選ぶといいでしょう。
長毛種の場合は、毛の奥までピンが届くスリッカーブラシと、毛をほぐしやすく目の細かいコームの2つを使用するのがおすすめです。短毛種の場合は、抜け毛を吸着して取ることができるラバーブラシが使いやすいでしょう。
なかには、ブラッシングを嫌がる猫もいるため、最初はいくつかのブラシを用意し、猫が嫌がらずにブラッシングをさせてくれるブラシで慣れさせるといいですよ」

獣医師がおすすめするブラシは?

サイベリアンのアルくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――獣医師の立場からおすすめのブラシがあれば、教えていただけますか?

白山先生:
「猫それぞれの好みがあるので、あくまでも参考程度になりますが、日々のスキンシップやマッサージには、面が広めのブラシ、毛がやや硬めのものを使ってあげるといいでしょう。
抜け毛対策や毛玉対策としては、長毛種には、根元までしっかりと届くスリッカーブラシや、毛の絡まりをほどきやすいコームがおすすめです。コームは目の粗いものと細かいもの両方ついているものがいいでしょう。
短毛種には、ラバーブラシがおすすめです。力が均等にかかるように柄を持つタイプではなく、手にはめて使うタイプがいいでしょう」

猫がブラシを好んでいるかわかる?

キジトラのまろくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――愛猫がブラシを好んでいるかどうか判断する方法はありますか?

白山先生:
「ブラシを持つと近寄ってきたり、嫌がらずにブラッシングをさせてくれたりする場合や、ブラシをしたときに、気持ちよさそうに目を細めたりゴロンと寝転んだりしている場合は、ブラシを好んでいると判断できるでしょう」
愛猫が嫌がらずにブラッシングできるブラシを探してみてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
取材・文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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