猫と暮らす
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猫にやさしい動物病院の基準「キャット・フレンドリー・クリニック」とは
そこで知っておきたいのが、猫に優しい動物病院の国際基準規格である「キャット・フレンドリー・クリニック」です。
ISFM(国際猫医学会)が提唱し、日本ではJSFM(以下ねこ医学会)が普及活動を行う、この「キャット・フレンドリー・クリニック」について、JSFMの理事であり、猫専門動物病院「東京猫医療センター」院長の服部 幸先生にお話を伺いました。
*記事内容はすべて、2023年4月10日現在のものです。
猫にやさしい動物病院の「道しるべ」
取り組みのひとつが、世界的な基準となる「キャット・フレンドリー・クリニック」の普及です。
会ではセミナーや講演、国際猫医学会の情報を翻訳し紹介するなどの活動を行ってきました。設立当初からの理事であり、東京猫医療センター院長の服部 幸先生は、会設立の前年にすでにキャット・フレンドリー・クリニック認定をアジアで2軒目に取得されていました。
それでも認定を取るためには、およそ100項目の国際基準をクリアしなければなりません。具体的には、ソフト面ではスタッフ教育及び継続教育などの最低学習時間や猫の扱い方などの項目があります。ハード面では、猫専用の待合室があるか、または物理的な隔壁によって猫と犬とがお互い見えないよう猫専用区画があるかなどの項目も多く並びます。
一般の方も参加できる「猫の集会」を開催
猫の幸せと健康のために
「ここで学んでもらい、飼い猫たちの幸せと健康につなげてもらえたら」と服部先生。第10回を迎える2023年は、会の日程も2日間になり、一般の方向け講座の時間も増えて、内容もさらに盛りだくさんに。グッズ販売などもあるので、気軽に出かけてもらいたいとのことです。
出典/「ねこのきもち」2023年6月号『ねこのために何ができるのだろうか』
撮影/後藤さくら 写真提供/JSFM
構成/小出広子
※この記事で使用している画像は2023年6月号『ねこのために何ができるのだろうか』に掲載しているものです。
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