猫と暮らす
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猫のかかりつけの病院選びの新しい指針「キャットフレンドリークリニック」と「猫の専任従事者」
*記事内容はすべて、2023年4月10日現在のものです。
看護スタッフもさらに猫を知るために
設立当初からの理事であり、東京猫医療センター院長の服部幸先生は、会設立の前年にすでにキャット・フレンドリー・クリニック認定をアジアで2軒目に取得されていました。
「認定を受けることによって、自分の動物病院の診療内容や施設が国際的に見てどのレベルにあるかを知る目安になりました。ただ、認定取得がゴールではありません。大切なのは国際基準を知った上で、さらに猫に対してフレンドリーな診療ができるかを学び続けることだと思います」と服部先生。2023年2月末時点で、全国のキャット・フレンドリー・クリニックは156病院。猫にやさしい病院が広がりつつあります。
ベーシック修了生は次のアドバンスセミナーを受けることができます。こちらでは、毎年テーマを決めたセミナーとワークショップが行われます。異なる動物病院のスタッフとのディスカッションもあり、今年からは、アドバンス修了生を対象にマスターコースも開講される予定です。
認定取得の動物病院はかかりつけ選びの指標に
「私がアドバンスコースで聴講したのは実際に被災地で活動した獣医師から『災害が起きたときにどう動いたらいいのか』。その後参加者同士のディスカッションがありました。ある動物病院さんは毎年避難訓練をしているというお話をされました。猫のことだけを学ぶ場は少ないので、学んだことを日々の仕事に活かせるように心がけています」(松元さん)
キャット・フレンドリー・クリニック、猫の専任従事者のいる動物病院は、飼い主さんのかかりつけ医選びの指標になるはずです。
JSFM理事・猫専門動物病院「東京猫医療センター服部幸院長
「東京猫医療センター」アニマルケアスタッフ 松元暢子さん
出典/「ねこのきもち」2023年6月号『ねこのために何ができるのだろうか』
撮影/後藤さくら 写真提供/JSFM
構成/小出広子
※この記事で使用している画像は2023年6月号『ねこのために何ができるのだろうか』に掲載しているものです。
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