猫と暮らす
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いつだって思い出せるあのとき「うちの猫を迎え入れた体験」を調査 子猫を拾ったときにすべきことは
猫を迎え入れる前にどのような準備をした?
※2020年11月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 112人)
- 「ケージ、ペット保険、トイレ、水飲み器、猫用ベッド、キャリーなど」
- 「必要そうな猫グッズを買って設置。あとは近くのよさそうな動物病院をみつくろいました。それと、使っていたトイレ砂をもらうとか」
- 「猫の部屋にするために片づけと掃除、仕切りのためにカーテンをつけたり、網戸を直したり、ケージや食器、トイレ、オモチャの準備をしました」
- 「飼育に必要なものをひと通り揃えるのは基本ですが、猫の生態や行動の意味など、ものすごく勉強してからお迎えしました」
なかには、「突然現れた迷い猫を家猫にしたので、何も準備せず、翌日からフードやトイレを準備しました」や「突然のことだったので、迎えてから準備しました」などのように、保護後、家に迎え入れてから準備し始めたという意見も見受けられました。
実際に猫を迎え入れてからはどうだった?
※2020年11月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 112人)
迎え入れたときの猫の様子
- 「1才半の保護猫で、性格は臆病ということだったので、ケージ内に小さなダンボールを用意していたら、ずっとそこで丸まっていた」
- 「1カ月くらい物陰に隠れてなかなか姿を見せず、幻の猫となっていました。やがて人の前でくつろぐようになりました」
- 「1週間トイレにこもって、食事のとき以外、出てこなかった」
- 「比較的すぐにゴハンも水も飲んでくれたのですが、2日目の夜までウンチをしなくてハラハラしました」
迎え入れてから起こった猫の困りごと
- 「ソファの底のぬい目を噛み 隙間から中に入ってしまいました……。なんとか破って出しましたが、ソファは粗大ゴミに……」
- 「そこはやめてーという所での爪とぎと、行って欲しくない所に行きたがること。あとは『遊べー、かまえー』の夜鳴きです。これが一番困りました」
- 「夜の大運動会にビックリした。こんなに激しく跳んだり、走ったりするんだ、と。あと、観葉植物を片っ端から食べられた。具合が悪くならないかずっと見ていました。今は全て撤去しました」
【獣医師解説】生まれたての子猫を拾った場合にすべきこと
――生まれたての子猫を道で拾ったとき、はじめに気をつけるべきことについて教えてください。
原先生:
「生まれたての子猫を拾う際は、拾い上げる前にまわりに母猫らしき猫がいないかをしっかりと確認してから拾い上げるようにしましょう。不用意に人が関与してしまうことで母猫が警戒をしてしまい、そのコのお世話を急にやめてしまうこともあります」
――拾った子猫を家につれて帰るとき、どのようなものを用意すればよいでしょうか。家にありそうなものや、コンビニなどで手に入りやすいものを教えてください。
原先生:
「生まれたばかりの子猫は、自分自身の体の機能を維持することもまだうまくできません。とくに体温が下がりやすいので、タオルや湯たんぽなどをうまく使って体温が下がらないようにしてあげましょう。段ボールや大きめのカゴを使って、簡易的な寝床を作るのもおすすめです」
――拾った子猫をすぐには病院に連れていけない場合、どのようなことに気をつけてお世話をするといいでしょうか。
原先生:
「まずは、先ほどお伝えしたように体温の維持です。夏以外だと思った以上に夜などが冷えがちなので、常に温かい状況を意識的につくってあげましょう。
また、小さいころは一度に多くを食べられないぶん、食事は少しずつ何度もする必要があります。ミルクなどがまだ必要なくらいだと1~2時間おき、離乳食になっていても4~6時間おきに細かく食事を与えるようにしましょう。子猫は自分で排泄するのも苦手なので、食事の前後でお尻を刺激して、排便・排尿を促してあげることも大切です」
取材・文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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