猫と暮らす
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実は猫のストレスになっている飼い主さんの行動 ストレスのサインや要因となりがちなことを専門家が解説
今回は、猫がじつはストレスに感じているかもしれないことについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
じつは飼い主さんが猫にストレスを与えている行動って?
岡本先生:
「大きな音をたてたり、模様替えを頻繁にしたりすることは猫にとってストレスを感じやすいです。ほかにも、猫はタバコ・香水・アロマのニオイが苦手なので、猫と暮らしている人は注意が必要でしょう」
猫がストレスを感じているサインは?
岡本先生:
「猫が近寄って来なくなったり、隠れて出てこなくなってしまったりします。また、猫のストレスは体の動作にもあらわれます。たとえば、体を異常に舐めたり、耳を真横から後方に倒すしぐさを見せたり、尻尾で地面をバタバタと叩くようになったりしたら、猫がストレスを感じているサインです」
猫のしぐさは病気やケガの可能性にも気づくきっかけにもなる
岡本先生:
「猫が過度にグルーミングをするようになったら、それはストレスを感じているサインの可能性もありますが、皮膚疾患や関節炎・膀胱結石などの病気が隠れている場合もあります」
猫にストレスを与えないために飼い主さんが心がけること
岡本先生:
「まず、スキンシップは猫のペースに合わせるようにしましょう。体を撫でているときに耳を真横から後方に倒すしぐさを見せたら、そろそろやめてほしいというサインです。無理にスキンシップを取ろうとすると、猫はストレスを感じてしまいます。
ほかにも、猫は基本的にニオイの強いものは好きではないため、タバコ・香水・アロマのニオイは、猫のいる空間ではなるべく避けるようにしてください」
猫のお手入れは適度な頻度で行いましょう
岡本先生:
「爪切りの目安は月に1回です。猫が嫌がる場合には、1日1本ずつにしてなるべく猫にストレスがかからないようにしてあげてください。ブラッシングは短毛種で週に2~3回、長毛種で毎日が理想です。猫がストレスを感じている動作をしていないかよく観察しながら、適切な頻度でお手入れをしてください」
取材・文/mona
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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