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寒くなると増える 室内での猫の事故・ケガ 暖房器具や湯舟に注意

寒くなると暖房器具の出番が多くなりますよね。私たちにとって必需品でもある暖房器具は、猫の事故につながる可能性があります。また体を温め癒やしてくれる湯船も、猫の事故が報告されています。
今回はねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が、寒くなると増える猫の事故とその対策を解説します。

寒い時期に重宝する“暖房器具”による事故

足元で眠る猫
Irina Gutyryak/gettyimages
寒い季節には、暖房器具が欠かせませんよね。じつは暖房器具により、猫が低温火傷、火傷、ヒゲや毛をこがしてしまう、脱水や熱中症といった事故を引き起こしてしまうことがあるようです。暖房器具の取り扱いは、猫が一緒にいるときはとくに気をつけたいですね。

暖房器具による事故を防ぐために

女性の膝の上で寝ている猫
Konstantin Aksenov/gettyimages
このような暖房器具による事故を防ぐためには、さまざまな手段があります。まずはペットゲート(柵)を設置することや、机など動線になっているものをずらして登れなくするなど、工夫をすることで防ぐことができるでしょう。
また少なくとも人の目がないときは、ペット用のヒートマットやエアコンなど、火傷につながらない暖房器具を使用し、脱水や熱中症が起こらないような環境を整えましょう。

“浴室”に入り事故につながることも

タオルに包まれた猫
NINA KULAGINA/gettyimages
寒い冬はゆっくり湯船に浸かって、体を温めたくなりますよね。しかしお風呂に溜めたお湯が原因で、事故につながることもあります。気づかないうちに浴室に猫が入ってしまい、湯船に落ちて溺れるという事故が報告されています。

浴室への侵入を防ぐために

窓に足をのばす猫
bortescristian/gettyimages
「気づいたら浴室に猫が侵入していた」ということを防ぐために、必ず浴室の扉は閉めておきましょう。またお風呂に蓋をしておいたり、浴槽の中のお湯を抜いておいたりするのもよいでしょう。すぐに実践できることばかりですので、ぜひ愛猫のために取り組んでくださいね。

猫の事故を防ぐために、飼い主さんができること

横たわる猫
mineko82/gettyimages
寒さや季節を問わず、まずは日常的に事故を防ぐようにしましょう。完全室内飼いにし、玄関やベランダにペットゲートを設置したほうがよいでしょう。またコード類は隠すかカバーをし、登ると危ない場所は柵などで入れないようにガードしましょう。
寒い時期によく使う暖房器具、お湯を張った浴槽などは、猫にとって危険な事故を引き起こす可能性もあるので、取り扱いには十分注意をしてくださいね。また改めて家を見まわし、事故につながる物がないか確認してみることもおすすめします。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/宮田あゆみ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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