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いざというときに猫を呼び寄せる方法 コツや練習法を獣医師が解説

いつ起こるか分からない災害。場合によっては、予期せず愛猫が逃げ出してしまった、なんてこともあるかもしれません。ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、猫の飼い主さんを対象に「いざというときに猫を呼び寄せる方法」に関するアンケートを実施しました。

また、猫を呼び寄せるコツや練習方法について、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に伺いました。

いざというときに猫を呼び寄せる方法が“ある”と答えた飼い主さんは約3割

「いざというときに猫を呼び寄せる方法」がある?
※2024年2月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 62人)
猫の防災に関するアンケートvol.01(ねこのきもちWEB MAGAZINE)
地震や火災などの災害は、いつ起こるか分かりません。今回、ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、「いざというときに猫を呼び寄せる方法がありますか?」というテーマでアンケートを実施。
その結果、「いざというときに猫を呼び寄せる方法がある」と答えた飼い主さんは31%(19名)でした。

さらに、猫を呼び寄せる方法が「ある」と回答した方に対して、「『いざというときに猫を呼び寄せる方法』について、くわしく教えてください」という質問を実施。寄せられた方法の中から一部をご紹介します。

飼い主さんたちが実践する「猫を呼び寄せる方法」

・「テンション高く、『おやつ食べる?』と言うと高確率で来てくれる」
・「名前を呼ぶと大体は来る。来ない場合は鈴の付いたボールを振ると来る」
・「YouTubeやTikTok等の猫を呼び寄せる音源。子猫の鳴き声とかが多いですが、駆けつけて来ます」
・「おやつの袋をカサカサいわせる」
・「冷凍庫を開けると何故か必ず来ます」
・「おやつのときに使うベルや、お気に入りのおもちゃの音」
・「『仕事に行くよ』とか『寝るよ』のとき、必ずタイカマをあげるので寄って来る」

猫を上手に呼び寄せるコツと練習方法

茶トラのルヴァン君
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ここからは、いざというときに猫を呼び寄せるコツや方法について、獣医師の原先生に解説していただきます。

大きすぎる声や激しい動きはNG

ロシアンブルーのリリーちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――どのようにすれば、猫を上手に呼び寄せることができるのでしょうか。コツはありますか?

原先生:
「過度に大きな声を出さない・激しく急な動きをしない・目を真っ直ぐ見つめすぎないなどが、猫を呼びながら同時にできることになるのではないでしょうか。
そういったところからあえて横や後ろを向きながら呼んでみる、というのも一つの手ですね」

愛猫が好きなこと+音 関連づけて練習を

スコティッシュフォールドのさくらちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――いざというときにスムーズに愛猫を呼び寄せられるように、日頃から練習できることを教えてください。

原先生:
「食事や遊びなど、その猫が本能的に好きなことを理解しておくことがまず必要です。
そのうえで、その行動と決まった呼びかけ、あるいは音をふだんから出すようにすることで、いざという時でも猫が本能的に来たくなるような音、もしくはサインを練習していくことができると思います」
いざというときに猫を呼び寄せる方法について、飼い主さんたちが実践している方法や、獣医師の先生がおすすめするコツなどについてご紹介しました。
いざというときに愛猫の安全を守れるように、毎日少しずつ練習していきたいですね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/藤真もとみ
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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