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愛猫の健康長寿のために取り入れたい 4つの「食事の工夫」とは

近年、猫の食事は大きく変化を遂げ、栄養価の高いフードを手軽に与えられるようになりました。とはいえ、良質なフードをただ与えるのではなく、その栄養素をより効率的に吸収させたり、楽しい食事で食欲を刺激したりすることも、猫の健康長寿のためには大切です。

そこで今回は、愛猫の健康長寿のために取り入れたい「食事の工夫」について、獣医師の藤井仁美先生に教えていただきました。

ライフステージに合ったフードを与える

サバトラのトラウンソンくんたち
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
活発な子猫と落ち着いたシニア猫を比較してもわかるように、年齢によって必要な栄養素や消費カロリーが異なります。

そのため、どの年代も栄養バランスが考えられた「総合栄養食」を選ぶのはもちろん、加えて愛猫のライフステージに合ったフードを与えるようにしましょう。愛猫の消化の負担や、吸収のしやすさを考慮してあげられるとよいですね。

知育おもちゃを使ってフードを与える

スコティッシュフォールドの定春ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は狩りをして獲物を食べていたため、それに近い経験ができると食事がより一層楽しいものに感じられ、積極的に食べるようになることがあります。

たとえば、転がすとフードが出てくるおもちゃを使い、フードを与えてみるとよいでしょう。猫は「どうやったら食べることができるか」と考えるので、脳の活性化にもつながります。

さまざまな種類のフードを与える

キジトラのゆめまるちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
警戒心の強い猫は、安全だと思った食べ物をずっと食べる傾向があります。しかし、入院したときや被災時など、ストレスが大きい環境下ほど、いつもと違うフードを与えなければいけない場合も。

そのような状況になった際、できるだけ猫の負担を減らしてあげるためにも、日ごろからさまざまな種類のフードに慣れさせておくのがおすすめ。できれば、食へのこだわりが少ない子猫期から、慣れさせてあげられるとよいですね。

ウエットフードを与える

くりくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は年齢を重ねるにつれ、硬いものが食べられなくなったり、食べることに興味がなくなったりして、食が細くなってしまうことがあります。

そのような場合でも、ウエットフードやドライフードをぬるま湯でふやかしたものなら、香りによって食欲がそそられるため、前向きに食べられるようになることが。また、水分補給にもなるので、腎臓病予防にもつながります。
なお、猫は食欲にムラが出やすい傾向がありますが、どんな工夫をしても数日食べない場合は要注意。ストレスや病気が疑われるので、動物病院で診てもらいましょう。
お話を伺った先生/藤井仁美先生(獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー)
参考/「ねこのきもち」2023年10月号『今からできることばかり 猫の健康長寿 秘訣は「食う」「寝る」「遊ぶ」にあった!』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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