愛猫の性格について考えたことはありますか?猫の性格と毛柄には関わりがあるとされています。そこで今回は、友好的と言われている黒猫の本当の性格を探ってみます。性格や特徴とともに、黒猫をうまく撮影するコツもお伝えします♪
毛柄に関係なく先祖は一緒?!
飼い猫のルーツはリビアヤマネコ
私たちにとって身近な猫は、もともと野生のヤマネコが家畜化されて生まれました。さらに、ヤマネコの祖先はアフリカ大陸に住むリビアヤマネコだそうです。つまり猫のすべての毛柄はリビアヤマネコのしま模様から始まり、突然変異などを繰り返し多様化ということになります。
日本人と関係の深い黒猫
歴史的に人との関係が深い黒猫。日本で最古の猫の記録は、平安時代初期に宇多天皇が飼っていた黒猫です。また、江戸時代には「黒猫を飼うと結核が治る」という噂からブームになったことも。
黒猫ってどんな猫?
毛やヒゲ、瞳の色
黒猫の毛には模様などは入らず、基本的に黒1色。遺伝子は「黒」以外も持っていますが、それが現れにくいようです。ほかの毛柄と比べると白髪のような毛が目立ちますが、白い毛が生えやすいというわけではないようです。まれに体にわずかに白いブチが入ったり、ヒゲが白かったりすることも。
瞳の色は銅色(カッパー)、黄色(イエロー)、黄緑色(ヘーゼル)などが多いです。メラニン色素が多いので目の色も濃くなる傾向にあります。
ビビりな猫が多い?!
一般的に黒猫は温厚で友好的と言われていますが、『ねこのきもち』読者の愛猫を調査した結果、「怖がり」で「警戒心が強い」ということがわかりました。
「怖がり」に関しては全柄中3位!「温厚」「友好的」はどちらも下位でした。キジトラなどの柄ありと比べると単色の黒は自然界で目立つので、警戒心が強めなのかもしれませんね。
黒猫をきれいに撮影したい!
黒猫のその美しい毛色を、見たままの色で写真におさめるのはなかなか難しいですよね。顔の毛色が暗い猫の表情をうまく撮るコツや、自然な毛色を撮影するコツを紹介します。
レフ板の代わりに明るい布を敷く
黒猫の表情をうまく撮るコツは、顔にたくさん光が当たるように工夫することです。明るい色の布や紙などを敷き、レフ板(被写体に光を反射させる専門の道具)のように使うといいでしょう。なお撮影する直前に布を敷くのもポイントです。好奇心旺盛な猫は、ニオイを嗅ぎたくて自然と敷物の上に乗ってくれることでしょう。
光とホワイトバランス機能をうまく使う
見たままの毛色を撮影できない原因のひとつとして、照明の色が考えられます。自然光を使っても思ったような毛色に写らないときは、カメラのホワイトバランス機能を使ってみましょう。ホワイトバランスとは、どのような光の中でも被写体本来の色に撮影しようとする機能のこと。ホワイトバランスを使って少し明るめに撮影すると、実際の毛色に近い色や毛並みをクリアにとることができますよ。
ふわふわの毛並みを写したいときは逆光を利用するのもおすすめ。光が猫の体に当たり、ふわふわした様子がうまく撮影できます。真後ろから光が当たると顔が暗くなってしまうので、猫をうまく誘導し斜め後ろから光が当たるようにするとベストです。
黒い毛色からはクールな印象を受ける黒猫ですが、実は怖がりで警戒心が強い子が多いようです。そんな黒猫のかわいい姿をきれいに写真におさめたいものですね。
出典/「ねこのきもち」2016年6月号別冊『KEGARA図鑑』
「ねこのきもち」2017年11月号『毛柄×性格相関データFile』(監修:猫専門病院Tokyo Cat Specialists 代表 山本宗伸先生)
文/Richa
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。