猫の寿命が延び、"猫生"の半分は「シニア期」といわれる時代。まったりほっこりなシニア猫さんとの暮らしをレポートします。
今回の飼い主さん&シニア猫は、東京都のUさんとぶぅちゃん(オス・17才/チンチラ・ゴールデン)。
お子さんたちが独立してからは、旦那さんとぶぅちゃん、そして同居猫の甘夏ちゃんとのんびりと暮らしています。
ひと目見た瞬間、愛らしい姿にメロメロに
17年前、娘の希望で猫を迎えることに。ひと目見た瞬間、その愛らしい姿にメロメロになりました。なでるとのどをぶぅぶぅ鳴らすのがかわいくて「ぶぅちゃん」と命名。あっという間に家族を和ませてくれる存在になりました。
若い頃のぶぅにはハラハラさせられっぱなし
若い頃のぶぅは、とにかくよく動いていました。高いところが好きで、棚などにジャンプして上るので、ハラハラしっぱなしだったのを覚えています。迎えてしばらくして、ぶぅの歩き方が変だなと感じ動物病院を受診したら、何と前足の骨折! びっくりして、これからはもっと気を付けないと、と実感しました。とはいえぶぅのヤンチャぶりは変わらず、網戸を破ってベランダに出てしまい、隣の家のベランダに移ろうとして落下したことも。ケガこそしなかったものの、心臓が止まる思いでした。
これからもずっと、この暮らしが続きますように
そんなぶぅでしたが、シニア期になってから、腎臓病を患ったり、脊髄神経の圧迫が原因で左の後ろ足に力が入らなくなったりで、すっかりおとなしくなりました。高いところへは上らなくなったので、段ボール好きのぶぅのために、新しい段ボール箱を床に置いてあげたり、高さのある猫タワーの代わりに低めのステップを設置したり。足に負担なく遊べるようにしてあげています。今は投薬や食事療法のおかげで腎臓の数値も安定し、足の方も治療やサプリメントが効いているようで、ホッとしています。動物病院が苦手なぶぅも、頑張ってくれました。
せっかく落ち着いてきたのだから、この暮らしがずっと続くようにしたいから。
「一緒に頑張ろうね、ぶぅちゃん。これからもよろしくね」
出典/「ねこのきもち」2024年11月号『シニア猫と暮らして』
構成/marihey
※この記事は2024年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
※この記事で使用している画像は2024年11月号『シニア猫と暮らして』に掲載しているものです。