猫の目や耳、しっぽ、ヒゲは気持ちを読み取ることができるパーツです。パーツや表情からわかる猫の気持ちについて、かわいい画像とともに見ていきましょう。上手に写真を撮るコツや、猫をリラックスさせる方法もご紹介します!
猫のパーツは魅力的♡
変化が目立つ「耳」
猫の五感の中で最も優れているのが「耳」です。最初に情報をキャッチするパーツなので、猫の気持ちをチェックしやすいでしょう。耳の根元には27もの筋肉があり、約180度動かすことができます。そのため、耳の角度はそのときの感情があらわれやすいのです。
光の量によっても変わる「目」
猫の「黒目(瞳孔)」は、入ってくる光の量によって大きさが変わります。そして、そのときの気持ちによっても変化し、猫同士のコミュニケーションに役立てられています。確認するときは、猫が怖がらないようにさりげなく観察するのがいいでしょう。
状態が大きく変わる「ヒゲ」
わずかな空気の変動を察知できる「ヒゲ」。自分の周りの状態や、動くものがあるかどうかを把握できるパーツです。おもに口元の筋肉を使ってヒゲを上下に動かし、その角度によって気持ちを表します。
猫の気持ちで表情はこんなに変わる!
ウキウキ上機嫌♪
機嫌がいいときはしっぽの先まで力が入り、まっすぐ上向きになる猫が多いようです。腰やお尻が上がることもあるでしょう。飼い主さんが帰ってきたときや、ゴハンをもらえるときに見られ、最高潮に嬉しいときはしっぽの先端をぶるぶるっと小刻みに震わすこともあります。
興奮や緊張で黒目は大きく
周囲が暗いと黒目が大きくなる猫の目ですが、遊びで興奮しているときや、何かに狙いを定めて緊張しているときにも黒目は大きくなります。まぶたに力が入るので吊り目がちにもなるでしょう。興奮具合によっては、黒目がまん丸になることがあり、黒目の大きさは興奮度が高くなるにつれ大きくなります。
恐怖を感じると
猫は、怯えて恐怖を感じると全身に力が入ります。体が縮こまり、耳はペタッと伏せるように平らになるでしょう。苦手な音が聞こえたり、ケンカ相手ににらまれて「負けそう…」と弱気になったりしたときに、このような状態になります。
驚きや抵抗でしっぽの形が変わる
驚き緊張が高まると、全身に力が入りしっぽがボワッと大きく膨らみます。相手が猫の場合は、体を大きく見せて威嚇する意味もあるでしょう。緊張の度合いは、しっぽの膨らみ具合と比例します。膨らむということは、毛が逆立っているので、短毛猫より長毛猫の方がわかりやすいでしょう。
興味を持つとヒゲはグイッと前に出る
猫は興味があるものに対して、情報を得ようとします。センサーの役割を持つヒゲを近づけようとするため、グイッと前に出ているように見えるでしょう。猫によっては興奮しているときにも、ヒゲが前に出ているのを見ることができます。
親愛♡を示してくれるのは信頼の証
目が合ったときや飼い主さんに呼びかけられたとき、一瞬目を閉じるのは猫の挨拶です。パチッと目を閉じて「信頼していますよ」とサインを送ってくれています。この表情を見たら、飼い主さんも同じようにパチッと一瞬目を閉じてみましょう。愛猫は安心してくれるはずです。
可愛い表情を逃さずに撮影!コツを伝授
ブレない写真を撮るコツはピントにあり!
デジタルカメラで猫を撮るコツは、ピントの合わせ方にあります。シャッターを半押しすることで、カメラが自動でピント調節する「フォーカスロック機能」を上手く使い、きれいな写真を撮りましょう。まずは、シャッターを半押ししてフォーカスロック!そして、画面の中央に猫の目を合わせ、写真全体の構図を決めます。「ここだ!」と思った瞬間に、シャッターを押し切りましょう。
動きのある写真をきれいに撮るには
ジャンプの瞬間や猫パンチを繰り出すときなど、素早い動きをとらえきれずに、写真がぶれてしまうことがあるでしょう。動きのある写真を撮影したいときは、連写した中からきれいに写った写真を選ぶのがおすすめです。
あらかじめ猫にピントを合わせておいて、動き出した瞬間から連写をスタートさせます。連続で撮った写真はパラパラ漫画のようになるので、それを飾っておくのも楽しいかもしれません。
目がキラッと光ってしまうのはフラッシュがONだから!
暗い場所にいる猫を撮影すると、目がキラッと光ることがあります。これは、自動的にたかれたフラッシュの光が、目に写り込んでしまうため。フラッシュ機能をOFFにしておけば、黒目がちのかわいい写真が撮れます。
写真を撮ったあとでも、明るさを調節することは可能です。全体的に暗い印象になってしまった写真は「明るさ調節機能」を使って、猫の表情がわかる状態へ修正しましょう。
リラックスしているときを狙って!
愛猫を撮るときは、飼い主さんも肩に力が入りがちです。「かわいく撮るぞ」と意気込むのはいいのですが、そばでカメラを構えられると猫も警戒モードに入ってしまうでしょう。まずは、飼い主さんも猫もリラックスすることが大切です。
愛猫をリラックスさせる方法
あごの下や耳の後ろなど、顔まわりをナデナデしてあげると、猫は気持ちよくなり緊張が解けやすくなります。リラックスした猫の表情はとても愛らしく、その写真を見た飼い主さんは癒されるでしょう。おすすめは、日向ぼっこ中などの“何気ない日常”を過ごしているときです。警戒心を解いているときは、いい表情が出ますよ。
愛猫の写真を撮るときは、背景にこだわることも忘れないようにしましょう。せっかく愛猫がかわいい顔で写っていても、背景がごちゃごちゃしていると台無しになってしまいます。愛猫の毛色に似合うようなタオルなどを背景にして、渾身の1枚を撮ってみてはいかがでしょうか?
かわいい猫画像をもっと見たいという方は、以下の記事もぜひチェックしてみてくださいね!
参考/「ねこのきもち」2018年9月号『キホンからカンチガイしやすいものまで パーツでわかるねこのきもち』(監修:帝京科学大学助教 動物看護師 小野寺温先生)
「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『インスタ猫撮り上手さん監修!愛猫の素敵写真をスマホで撮るコツ★』
「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『まん丸おめめやリラックス顔を写真に!猫をもっとかわいく撮るコツ』
監修/ねこのきもち相談室獣医師
文/HONTAKA
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。