猫と暮らす
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冬になると猫は太る!? 日頃からできる「肥満対策」とは?
冬になると太ってしまう猫が増える……たしかに、モコモコっとしたニャンコが多いような気もしますが、実際のところどうなのでしょうか?
今回は、「冬になると猫は太るの?」という疑問について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します!
今回は、「冬になると猫は太るの?」という疑問について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します!
冬になると猫は太るってホント!?
ーー「冬になると太ってしまう猫が増える」と聞いたことがあるのですが、本当なのでしょうか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「猫は、冬の時期は外の寒さから体を守るために脂肪を蓄えやすくなります。また、秋頃から夏毛が抜け、密な冬毛へと生え変わります。
このような猫の冬支度のために、ほかの時期よりも猫は太って見えるのだと思います」
「猫は、冬の時期は外の寒さから体を守るために脂肪を蓄えやすくなります。また、秋頃から夏毛が抜け、密な冬毛へと生え変わります。
このような猫の冬支度のために、ほかの時期よりも猫は太って見えるのだと思います」
ーー猫が太って見えるのには、そのような理由があったのですね!
獣医師:
「ただし、消費カロリーよりも摂取カロリーのほうが多い状態であれば猫は太り、体に必要以上に脂肪が溜まると肥満になってしまいます。
とくに冬は寒いため、寒いのが苦手な猫は動くのが面倒になり、運動不足になりますので猫は肥満になってしまいがちですね」
「ただし、消費カロリーよりも摂取カロリーのほうが多い状態であれば猫は太り、体に必要以上に脂肪が溜まると肥満になってしまいます。
とくに冬は寒いため、寒いのが苦手な猫は動くのが面倒になり、運動不足になりますので猫は肥満になってしまいがちですね」
肥満が原因で、さまざまな疾患を引き起こす恐れも…
ーー愛猫が肥満になってしまった場合、どんな悪影響があるのでしょうか?
獣医師:
「肥満になると、心臓病や関節疾患、糖尿病、尿石症など、さまざまな疾患を引き起こす恐れがありますので注意が必要です」
「肥満になると、心臓病や関節疾患、糖尿病、尿石症など、さまざまな疾患を引き起こす恐れがありますので注意が必要です」
日頃からできる「肥満対策」は?
ーー日頃から愛猫のためにできる「肥満対策」には、どのようなものがありますか?
獣医師:
「猫の運動量を増やすことは、非常に困難です。愛猫を太らせないためには、キャットフードの適正な給与量を設定して与えることが大切に。
また、食事を与えているのに愛猫の食事のおねだりが強い場合は、食物繊維などが配合された満腹感のあるフードを使用するなどの工夫をしてみましょう」
「猫の運動量を増やすことは、非常に困難です。愛猫を太らせないためには、キャットフードの適正な給与量を設定して与えることが大切に。
また、食事を与えているのに愛猫の食事のおねだりが強い場合は、食物繊維などが配合された満腹感のあるフードを使用するなどの工夫をしてみましょう」
ーー食事管理が、とっても大切なのですね。
獣医師:
「そうですね。たとえダイエットができたとしても、猫も一度肥満になると人間と同じようにリバウンドしやすいと言われているため、肥満にさせないことが重要ですね」
「そうですね。たとえダイエットができたとしても、猫も一度肥満になると人間と同じようにリバウンドしやすいと言われているため、肥満にさせないことが重要ですね」
肥満が原因で、愛猫の健康を害してしまうこともあるようです。先生の解説にもあった、日頃からできる「肥満対策」を参考に、飼い主さんは愛猫の健康管理をしっかり行ってあげましょうね!
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/雨宮カイ
取材・文/雨宮カイ
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