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猫にワクチン接種はした方がいいの? ワクチンの必要性と防げる病気
今回はワクチンで防げる病気についてまとめましたので、今一度ワクチンの必要性を考えてみてください。
そもそもワクチンってどんなもの?
再びウイルスや細菌などが身体に侵入すると、このリンパ球や抗体がただちに働き、身体の中で敵が増えるのを抑えてくれます。この仕組みを「免疫」と呼び、この原理を応用して、ウイルスや細菌などの毒性を弱めたり免疫を作り出すものがワクチンです。
ワクチンには単体で接種できる1種ワクチンと、3種~7種の混合ワクチンがあります。費用はワクチンの種類や動物病院によっても違いますが、おおよそ3,000円~13,000円程度です。
猫へのワクチンの必要性
仔猫は初乳と一部胎盤を通じ、母猫から免疫をもらいうけます。この母猫から仔猫へ免疫が移行することを母子免疫といいます。母子免疫の消失時期には個体差がありますが、だいたい生後2~3か月といわれており、この時期にワクチンを打たないと、病気に対する免疫がほとんどない状態になってしまいます。
特に仔猫や免疫が落ちている猫の場合、重症化すると命の危険があるため、ワクチンが必要といえるでしょう。
ワクチン接種で防げる猫の病気
猫白血病ウイルス感染症
猫汎(ねこはん)白血球減少症
猫ウイルス性鼻気管炎(猫風邪)
クラミジア感染(猫風邪)
狂犬病
そのほかにも代表的な感染症として「猫エイズウイルス感染症」や「猫カリシウイルス感染症(猫風邪)」などがあります。
これらの病気は、ワクチン接種によって高い確率で予防することができますが、完全に防げるというより、重症化を防ぐことができると考えた方が適切かもしれません。
また、人と同じように猫にもまれに副作用が起きることがあります。一番怖い副作用はアレルギー反応の一種であるアナフィラキシーショックです。たいていの場合注射後10分~30分以内に起こるので、接種後しばらくの間はできるだけ病院内で様子をみましょう。
文/Richa
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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