猫の体重管理は、健康で長生きするために重要な項目のひとつです。今回は飼い主さんに「愛猫を太り気味かもと思う?」といったアンケートを実施しました。その回答結果とともに、食事管理の方法についてもご紹介します。
健康で長生きするには体型維持が大切
猫の体重を量ることは、健康管理をするうえで大いに役立ちます。個体差はありますが、人と同様に猫も太ってしまうと、さまざまな病気を引き起こす可能性があるのです。肥満が原因となる病気で、とくに多いのが「糖尿病」、ほかにも「脂肪肝」や「膀胱炎」、「尿石症」、「皮膚病」などがあります。なかには、寿命を縮める病気もあるので、体重管理は大切なのです。
猫を飼っているみなさん、愛猫が「太り気味かも」と思いますか?
「ねこのきもち」では、Twitterでアンケートを実施しました。その内容は「愛猫が“太り気味かも”と思いますか?」というもの。最終的に135票が集まり、結果は以下の通りとなりました。
まったく太り気味だと思う……30%
もしかしたら太り気味かも……36%
太っていると思わない……33%
分からない……1%
この結果には、アンケートを作成した私も驚きました。「まったく太り気味だと思う」と回答した飼い主さんと「もしかしたら太り気味かも」と回答した飼い主さんを足すと、なんと約6割の方が“愛猫の体型が気になる”という結果に!
獣医師の山本先生は「猫の体型管理は、飼い主さん次第」とおっしゃっています。愛猫が健康で長生きできる環境は、飼い主さんがつくり出していくものだということでしょう。
まずは食事を見直そう!
愛猫にフードを与える際、目分量で与えてはいませんか?理想体重に近づけるために、フードの量を管理することは重要な項目のひとつです。まずは、フードのパッケージに記載されている、体重別の1日の給与量を参考にして、フードを計量してみましょう。
あらかじめ、目安となる1日の給与量を量り、その量を1日に与える回数で割ってください。毎回同じ量を与えることで、猫がその量で満足できるように習慣付けることができます。それでも太るときは、5~10%ほどフードの量を減らしてみましょう。
愛猫を太っていると思わない飼い主さんでも、体重管理は大切です。人の赤ちゃん用のベビースケールなら、10g単位で測定が可能。ただしこれは、体重計の上でジッとしていてくれる猫の場合です。動いてしまう猫なら、人が抱っこして体重を量り、その体重から人の体重を引きましょう。
参考/「ねこのきもち」2016年11月号『最新のニューヨーク式“太らせない”秘策も 成功する猫ダイエット』(監修:猫専門病院「Tokyo Cat Specialists」 山本宗伸先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。