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猫って“恋”するとどうなるの?

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野生の猫は年に一回、気候が穏やかな時期に子猫を産みます。
ですから下記の図を見てもわかるように、子猫を産むまでの、冬の終わりから春にかけての期間は「発情期」=「恋の季節」といえるでしょう。

今回はこの時期に見られる猫本来の“恋”についてご紹介します。

画像/2018年4月号『春は猫もソワソワ、ワクワク猫の恋劇場』

メスのフェロモンに誘発されてオスがメスを探す

画像/2018年4月号『春は猫もソワソワ、ワクワク猫の恋劇場』

猫が恋を始めるのは日照時間が影響しています。

日が長くなるとメスはフェロモンを出すようになり、そのフェロモンや合わせて起きるメスの発情行動に誘われて、オスはメスを探すようになります。ですから厳密には、発情(自然に起きる繁殖現象)は、メス次第といえます。

ちなみに飼い猫はこの時期、メスは落ち着きがなくなり、顔周りやわき腹などをモノや飼い主さんにこすり付けてニオイを付けようとすることも。オスは帰宅した飼い主についたニオイや外から聞こえるメスの鳴き声に反応して外に出ようとすることもあります。

メスを巡るケンカはタイミングが重要になる!

画像/2018年4月号『春は猫もソワソワ、ワクワク猫の恋劇場』

メスにモテる猫は体格のいいオスなのですが、オス同士でメスを奪い合うときも、体が大きくケンカが強いオスが有利。ほかの猫を一喝して意中のメスと結ばれます。

しかし、ときにケンカを蚊帳の外で見ていたオスがサッとメスを奪っていくことも。

野生の猫は発情の時期になると、オシッコや、スプレーをして自分の縄張りを主張しますが、飼い猫もこの時期になるとテリトリーである家の中にオシッコでマーキングしてしまうことが。去勢手術を受けていても、外の猫の気配やニオイに反応してスプレーをしてしまう場合があります。

交尾は数秒! メスは痛みを伴う

画像/2018年4月号『春は猫もソワソワ、ワクワク猫の恋劇場』

いざ結ばれた意中の相手と交尾。
しかし一度の交尾にかける時間はたった10秒ほど。しかもオスのペニスの表面には細かいトゲがあり、受け入れるメスは痛みを感じるようです。しかしその痛みが排卵を促すため、猫は交尾をするとほぼ100%の確率で妊娠します。

この時期、飼い猫のオスは、去勢手術をして繁殖能力が無くても、交尾欲求が高くなると性別関係なく同居猫や人の足にまたがって陰部をこすりつけることが。
メスの場合は腰を上げて足踏みをし、性的快感を得られる部位のしっぽの付け根を「叩いて刺激して欲しい」と飼い主におねだりすることがあります。

野生の猫たちにとってこの時期は、自身の種を残すための重要な季節となります。
そして少なからず飼い猫にも影響があります。飼い主さんはこの時期になったらふだんよりもこまめに愛猫と遊んだりして、欲求不満を解消してあげましょう。


参考/「ねこのきもち」2018年4月号『春は猫もソワソワ、ワクワク猫の恋劇場』(監修:哺乳類学者 今泉忠明先生、獣医師 菊池亜都子先生)
撮影/尾崎たまき、小森正孝
※この記事で使用している画像は2018年4月号「春は猫もソワソワ、ワクワク猫の恋劇場」に掲載されているものです。

文/浪坂 一

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