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猫に噛まれた&引っかかれたら? 飼い主さんの応急処置法

猫を飼っている方なら、遊んでいるときなどに、ふいに噛まれたり引っかかれたりしたことがあるのでないでしょうか。

今回は、万が一噛まれたり引っかかれたりして怪我をしたときに、飼い主さんが知っておくと安心な応急処置の方法をご紹介します。

傷が深くないときは?

飼い主さんの指をなめる猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
出血していない、または血が出ても少量の場合など、傷が深くないときの処置法です。

(1)消毒はしないで、まずは流水で傷口をよく洗い清潔にします。
(2)石鹸をよく泡立て、その泡を傷口にのせて優しく洗いましょう。こうすることで、泡の界面活性作用により菌を浮き上がらせることができます。その後、水でよく洗います。


もし、処置のあとも痛みが続いたり、腫れてくるなどの症状が現れたりした場合は、病院で診てもらいましょう。

出血しているなど、傷が深いときは?

高いところから見つめているグレーの猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
細菌が体内に入り込むと、重症化してしまうおそれもあります。傷が深いときは一刻も早く受診する必要がありますが、その前にしておきたい初期対処の方法をご紹介します。

(1)できるだけ早く流水で数分間洗います。
(2)血が止まらない場合は、清潔なタオルやガーゼで15分ほど圧迫します。
時間が経ってから圧迫すると菌を体内に入れてしまうことになるので、
洗ったらすぐに圧迫してください。
(3)場合によっては、傷内部の処置や縫合処置が必要なこともあります。
圧迫しながらなるべく早く病院へ行き、医師に診てもらいましょう。

「噛む・引っかく」のこんなときはどうするの?

グリーンの瞳の子猫のアップ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

子猫の甘噛みは続けさせても大丈夫?

甘噛みを続けさせていると噛みグセがつき、成猫になっても飼い主さんを噛むようになってしまいます。成長すると噛む力も強くなるため、大きな怪我につながることも。そのため甘噛みを続けさせるのはNGです。おもちゃを噛ませるなどして子猫のうちにやめさせましょう。

成猫の噛みグセ・引っかきグセは直せる?

クセを直すのは難しいですが、猫にストレスをためさせなければ改善することは可能です。遊びなどでストレスをしっかり発散させて、攻撃頻度を少なくしていきましょう。
もしものときのために、応急処置は知っておくと安心ですよね。しかし、なかにはリンパ節が腫れる「猫ひっかき病」や、傷が激しく痛む「パスツレラ症」など、猫に噛んだり引っかかれたりすることでかかってしまう怖い病気もあります。とくに傷が深いときは、すぐに病院で診察を受けましょう。
参考/「ねこのきもち」2017年3月号『シーン別にサインと予防策を紹介!噛む・引っかく される前にできること』(監修:もみの木動物病院副院長 村田香織先生、市川皮フ科院長 市川義之先生)
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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