子猫を迎え入れることになったら……フードやハウスなどのグッズを用意することはもちろんですが、月齢によって必要なお世話が変わるので、知識や心構えも必要になりますよね。
子猫と暮らす際に知っておきたい準備について解説します。
子猫のための環境づくり
フード
月齢ごとに適した食事が異なります。まだ離乳していない子猫には猫用ミルク、離乳している場合は離乳食や月齢にあった子猫用フードを用意しましょう。
トイレ
体が小さい子猫のうちは、プラスチックトレーに猫砂を入れた簡易的なものでも大丈夫です。まだ自力で排泄ができない月齢でも、すぐに必要になるので準備しておくとよいでしょう。
ハウス
ケージがない場合は、ダンボールやプラスチックケースの中にタオルや毛布を敷いてあげましょう。フードや水、トイレなども、ハウス内に置いてあげると子猫も安心できます。
子猫の月齢別お世話の仕方
子猫は月齢によってお世話の仕方が異なります。人が積極的に関与する必要がある3ヶ月齢までのお世話について、3段階に分けて解説します。
0~1ヶ月まで
本来ならまだ母乳を飲んでいる時期。38度くらいに温めた子猫用のミルクを、生後4日目までは3~4時間おき、生後5日から21日なら4~5時間おきに与えましょう。子猫の体重に応じて1日に与えるミルクの量の目安があります。
- 体重70~130g → 18~30cc
- 体重130~240g → 30~50cc
- 体重240~300g → 50~70cc
- 体重300~400g → 70~100cc
一般的に、子猫の体重は日々増えます。毎日計測し、体重が増えない場合や急激に減った場合は獣医師に診てもらいましょう。
また、この頃の子猫は自力で体温調節ができません。季節を問わず室温を24~25度前後に保ち、ハウスの中にもペットヒーターや湯たんぽをタオルでくるんだものを入れておくなどの工夫を。
1~2ヶ月まで
乳歯が生えたら、離乳食を1日4~5回に分けて与えましょう。この時期から自力で排泄できるようになりますので、食後にトイレの上に子猫をのせてみてください。ティッシュなどで、子猫の排泄物のニオイをトイレにつけておくと効果的です。
また、さまざまなことに慣れさせやすい時期でもあります。足の先端や口周りを触ることから始め、爪をちょっとだけ切る、歯ブラシをくわえさえるなど、遊びながら爪切りや歯磨きに慣れさせていきましょう。
2~3ヶ月まで
食事は総合栄養食の子猫用ドライフードを与えましょう。離乳食を与えるタイミングで子猫用のドライフードを与えてみて、食べるようならその時期から食べさせても大丈夫です。
母猫から受け継いだ免疫は生後4ヶ月くらいで効果がなくなってしまうので、この頃にワクチンを接種するのが望ましいでしょう。
また、生後6ヶ月を過ぎたら、最初の発情の前に避妊・去勢手術を検討しても良い時期。成長の個体差があるので、獣医師に相談してみましょう。
準備万全で子猫を迎えよう♪
体が小さい子猫のうちは、ハウスやトイレなどは代用品でも大丈夫。しかし専用のフードや体を温める工夫など、体調管理につながるケアはしっかりと行ってあげてくださいね。準備万全で子猫を迎えて、一緒にニャンダフルライフを送りましょう♪
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医師監修】子猫を拾ったときの対処法は?月齢ごとに詳しく解説!』(監修:ねこのきもち相談室獣医師)
文/momo
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。