猫も人と同じように「目の病気」になります。ひと言で「目の病気」といっても、さまざまな病気がありますが、猫でとくに多いのは「結膜炎」と「角膜炎」。そのほか、「ブドウ膜炎」「白内障」「緑内障」などが続くそうです。
「目の病気」になったことがあるか、『ねこのきもち』読者にアンケートを取ってみたところ……
……「ある」が27%、「ない」が73%という結果に!
「ある」の中で多かったのは「結膜炎」で、全体の8.5%を占めていました。そのほかには「角膜炎」「ブドウ膜炎」「白内障」になった猫が。
「目の病気」になったときはいち早く猫を動物病院に連れて行きたいものですが、
そのためにも猫が「目の病気」になったときに見せる症状をあらかじめ知っておく必要があります。
この記事では、中でもとくに多い「結膜炎」と「角膜炎」になったときによく見られる症状を、「東京ウエスト動物病院」院長の江島博康先生に教えていただきました。
「結膜炎」「角膜炎」になるとこんな症状が見られます!
目ヤニ
よくある症状のひとつが「目ヤニ」。黄色や緑色のもの、ドロッとしたもののほか、血が混じった赤いものが出ることもあるそうです。
涙
猫の結膜や角膜に炎症が起こると、症状として「涙」が止まらなくなることがあります。片目だけ、もしくは両目の場合も。
充血
炎症や出血で見られる症状のひとつが「充血」。白目全体はもちろん、目のまわりの皮膚が赤くなったりします。
目を開けにくそうにする
炎症でまぶたが腫れたとき、痛みを感じたときなどに「目を開けにくそうにする」ことが。ショボショボさせることもあります。
江島先生によると、「目の病気」になる猫の数は、以前と比べてもあまり変わりはないようです。
ですが、どの猫もなってしまう可能性は充分にあるので、しっかり見てあげたいですね。
参考/「ねこのきもち」2019年3月号『猫医療の現場から』(監修:東京ウエスト動物病院 江島博康先生)
文/Margot
※この記事で使用している画像は2019年3月号「猫医療の現場から」に掲載されているものです。