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つれない女子猫、サビコちゃんとハチくんの微妙な関係 vol.3【いぬねこ宅の幸せスタイル】

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vol.3 つれない女子猫、サビコちゃんとハチくんの微妙な関係

黒に茶色混じりの「サビ色」の猫だからサビコ。そう名付けられたサビコちゃんに、まだ会うことができません。サビコちゃんは今どこに……?

今日はまだ、ハチくんにしか会っていない……

気配はあるものの

「サビコにはなかなか会えませんよ。僕だってあまり見ないし、夏にうちの1階に滞在していた友人も、1週間いて一度も会えなかったぐらいだから」(小林さん)

「もとが野良で警戒心が強いから、私にしかなつかないんですよね。それでもだいぶ人に慣れたほう」(カマタさん)

これは、取材の間にサビコちゃんを撮影するのは無理かもしれない。そう考えていたら、しばらくして「今なら大丈夫かも」との声。2階に上がらせてもらうと……。

2階の押し入れがサビコ部屋

小林さんとカマタさんの家は、1階も2階も和室と洋室が半分ずつある典型的な昭和レトロモダン住宅。その2階和室の押し入れの前に導かれると、ふすまにはサーモンピンクのマスキングテープで「CAT」マークがでかでかと貼られていました。ふすまの破れをふさぎつつ、サビコ部屋の表札の役割を果たしているようです。

ようやく発見!

カマタさんがそっと開けた押し入れの奥に、サビ色のしなやかな被毛とエメラルドグリーンのきれいなお目目が見えました。ツンデレ感たっぷりで、にゃあとも言わずに押し入れの奥から窓の外を見ています。まったく目を合わせてくれませんが、ともかく無事にファミリー全員に会うことができました。

「うちでサビコとハチが一緒にいる姿をたまに見かけると、なんだか微妙な空気なんです」(カマタさん)

「サビコは元野良で百戦錬磨の女子。ハチはサビコよりだいぶ年上だけど、ほかの猫を見たこともない家猫だからウブというか、最初にサビコを見かけた時は、総毛立ちでびっくりしてたなぁ」(小林さん)

気付けば、サビコちゃんを見に2階へ上がったママ、カマタさんの後についてきていたハチくん。彼も妹分サビコちゃんがどうしているのか気になるようです。

階段上の踊り場でそわそわもじもじしていたハチくん

徐々に慣らして家猫に

約1年前の夏に突然、小林さんとカマタさんの家の庭に現れるようになったというサビコちゃん。それから約2カ月でふたりの家のコになったそうです。

「朝、下に降りてきたらテラスにいて、網戸からうちの中をのぞいてたんです。それから毎日現れるようになって。お隣の軒下に隠れては、お腹がすいたときにうちのテラスに現れるパターンだったみたい。カリカリをあげるとき、ちょっとずつ近づいてあやしているうちに、なでても喜ぶようになって。そのうち家に上がってくるようになりました」

テラスに現れるようになった頃のサビコちゃん。気づけば家のコに(写真提供:カマタユリコさん)

保護することに決めてから

野良ちゃんを元からの家ネコ、ハチくんと一緒に飼うことに迷いはなかったのでしょうか。

「地域猫のような体制がこの辺りにもあったらわかりませんが、とにかくうちにちょくちょく現れるようになったし、保護して避妊手術を受けさせようと。それでカリカリをあげて慣らしていったんですが、いざ獣医さんに連れていったら、すでに手術済みで」

「耳にも丸いカット跡があったので、誰かが手術を受けさせてあげていたようです。その手術のこともあって、体は小さいけど、だいたい2才半ぐらいかと思ってるんですけど」

結局そのまま、サビコちゃんはふたりの家のコになったのでした。

微妙な関係

カマタさんには慣れても、ほかの人にはまだ慣れないというサビコちゃん。ハチくんに対しても、いまだそれほど心を許しているわけではなさそうですが、むしろハチくんにサビコちゃんに近づく勇気がないという説も。

「2匹はいつも仲よし、という感じでもないけれど、嫌い合っているわけでもないみたい。ただ、たまにバタバタ追いかけっこしているし、意外と仲いいのかな、と思ったりもしてます」

微妙なふたりの関係が、カマタさんが撮っていた写真に現れています。

サビコちゃんの様子を見守ったり、逆に観察されてみたり。2匹の間には微妙な空気が流れているようです。(写真提供:カマタユリコさん)

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