猫と暮らす
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爪を短くするのが目的ではない!? 猫の爪とぎにまつわる8つの疑問
みなさんは、猫がどうして爪をとぐのか知っていますか?
爪を短くするのが目的かと思いきや、じつはそうではないようなんです! そこでこの記事では、「ねこのきもち」読者から多く寄せられた「猫の爪とぎにまつわる8つの疑問」について解説します。
爪を短くするのが目的かと思いきや、じつはそうではないようなんです! そこでこの記事では、「ねこのきもち」読者から多く寄せられた「猫の爪とぎにまつわる8つの疑問」について解説します。
Q1. 爪とぎは何のためにするの?
A. お手入れやマーキングのほか、「かまって」のことも。
爪とぎにはいくつかの意味があります。そのひとつは「お手入れ」。猫の爪は何層にもなっていて、爪をといで古い爪をはがしています。
もうひとつは「マーキング」。自分のニオイを付ける意味があります。
そのほか、血行を促進する「ストレッチ」や、嫌なことから気をそらす「転位行動」のこともあります。飼い主さんを見ながらなら、「かまって」の気持ちでしょう。
もうひとつは「マーキング」。自分のニオイを付ける意味があります。
そのほか、血行を促進する「ストレッチ」や、嫌なことから気をそらす「転位行動」のこともあります。飼い主さんを見ながらなら、「かまって」の気持ちでしょう。
Q2. 帰宅すると爪とぎを始めるのはなぜ?
A. 「寝起きの爪とぎ」かもしれません。
猫はしばしば、寝起きに爪をとぐことで血行を促進させます。飼い主さんが帰宅したときに爪をとぐのは、もしかしたらそれまでずっと寝ていて、帰宅の音で目を覚ました可能性があります。
ストレッチの意味で行っているのかもしれませんね。
ストレッチの意味で行っているのかもしれませんね。
Q3. 上側からとぐのには、どんな意味があるの?
A. とくに意味はなく、猫の個性でしょう。
爪とぎのスタイルは、猫の個性といえるでしょう。ただ、マーキングの意味でしている場合は優位性を示すため高い位置にすることがあり、上側からとぐのにはそんな意味が込められている可能性もあります。
Q4. 爪とぎ後、爪が減っていない気が…。する意味はあるの?
A. 意味はあります。古い爪をはがしています。
猫の爪とぎは、爪を短くするためのものではありません。何層にも重なっている爪の古くなった部分(一番外側)をはがすのが目的。
そのため、人の見た目にはあまり変化がなくても、ちゃんとした意味があるのです。
そのため、人の見た目にはあまり変化がなくても、ちゃんとした意味があるのです。
Q5. 困る場所での爪とぎをやめさせるには?
A. ほかの工夫で対策をしてみて。
爪とぎ自体は猫の習性なので、大事な家具などにされて困るのであれば、その場所でされない工夫を。
部屋にいろんな種類の爪とぎ器をたくさん置いたり、されたくない場所で爪をとがれそうになったら遊びで気をそらしたりしましょう。
爪とぎをされると困る場所に、爪とぎ防止のカバーをするのもいいでしょう◎
部屋にいろんな種類の爪とぎ器をたくさん置いたり、されたくない場所で爪をとがれそうになったら遊びで気をそらしたりしましょう。
爪とぎをされると困る場所に、爪とぎ防止のカバーをするのもいいでしょう◎
Q6. 猫が喜ぶのは、どんな素材の爪とぎ器?
A. 好みはそれぞれなので、いろいろ試してみて。
段ボールや麻など、爪とぎ器の素材はさまざま。どれを好むかは猫によります。
素材だけでなく、縦置きタイプ、ポールタイプ、吊るすタイプなどいろいろあるので、まずは置いてみて猫の様子を見てみるのがいいでしょう。
素材だけでなく、縦置きタイプ、ポールタイプ、吊るすタイプなどいろいろあるので、まずは置いてみて猫の様子を見てみるのがいいでしょう。
Q7. 爪とぎ器を使わない場合、捨てるしかないの?
A. 肉球をすり付けるなど、やさしく導いてみて。
いきなり捨てるのはもったいないので、爪とぎ器にまたたびを振りかけるなど工夫をしてみましょう。
子猫はとくに、飼い主さんが前足を持って肉球を爪とぎ器にやさしくすり付けたりすると、本能が刺激され、使い始める可能性があるでしょう。
子猫はとくに、飼い主さんが前足を持って肉球を爪とぎ器にやさしくすり付けたりすると、本能が刺激され、使い始める可能性があるでしょう。
Q8. あまり爪とぎをしない愛猫。心配しなくていい?
A. しないならしないでも問題はないでしょう。
飼い猫の場合、狩りをせず爪を使わないため、あまり爪とぎをしないこともあるでしょう。
また、爪とぎは意外と力が必要なので、今まではしていても、高齢になった途端にしなくなることもあります。しない場合は、爪が厚くなるので、こまめに爪切りをしましょう。
また、爪とぎは意外と力が必要なので、今まではしていても、高齢になった途端にしなくなることもあります。しない場合は、爪が厚くなるので、こまめに爪切りをしましょう。
解説を参考にしながら、飼い主さんは猫の爪とぎについて理解を深めてあげるようにしましょうね♪
参考/「ねこのきもち」2019年4月号『毎日のネイルケアも"映え"てる! 爪とぎSTYLEBOOK』
(監修:獣医師 菊池亜都子先生)
※一部の写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/雨宮カイ
(監修:獣医師 菊池亜都子先生)
※一部の写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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