「猫の方からすり寄ってきたのに撫でたら噛まれた」という経験をお持ちの人は多いのではないでしょうか。自分から甘えてきたのに噛むなんて~とちょっと切ない気持ちになる反面、自分の撫で方が下手だったのかな?と反省する気持ちになりますよね。
撫でている最中に猫が噛みつく理由と止めさせ方、噛まれないための工夫を解説します。
撫でている最中に猫が噛みつく理由
猫の方から近づいてきたのに、撫でたら噛みつかれた場合、理由は2つ考えられます。
1つ目は、スキンシップの時間が長すぎたのかもしれません。猫が「もう充分」と感じたときに噛みつく行為は「愛撫誘発性攻撃行動」と呼ばれ、猫にとって珍しい行動ではないようです。
2つ目は、撫で方が気に入らなかった可能性が考えられます。必要以上の力で撫でられたり、苦手と感じる部位を触られたりすると、猫は嫌がって噛むことがあるのです。
どちらの理由も猫が発する「止めて」というサインなので、良好な関係を保つためには、飼い主さんが猫の気持ちを受け入れてあげましょう。
「噛む」行為は止めさせるべき?
猫が意思表示する手段とはいえ、成猫になると噛む力が強くなるので、大きなケガにつながる前に噛む行為を止めさせた方が無難です。
猫の噛みグセをなくすために日頃から心がけたいこと
まだ小さい子猫なら、成猫になって噛みグセが残らないように、噛む対象をおもちゃへ変えて人への噛みグセをなくしていきましょう。
もし成猫になって噛みグセが残ってしまった場合でも、ストレスを減らすことで噛む行為は改善できます。噛む原因となるストレスを取り除く工夫をして、人を噛む回数を減らしていきましょう。
噛まれた瞬間に有効な止めさせ方
スキンシップ中に噛まれてしまったときは、攻撃がエスカレートしないように興奮した猫から離れる必要があります。大きな声を出すと猫の気がそれるので、噛まれた瞬間に「あっ」「だめ」などの短い言葉を発し、猫が驚いた隙に落ち着いて猫の攻撃から逃れましょう。
スキンシップ中に噛まれないための工夫
もちろん、人の撫で方にも反省すべき点があります。次にあげる3つの点に注意しながら、猫とのスキンシップタイムを楽しんでくださいね。
撫で過ぎはNG
長時間におよぶスキンシップは猫にとって大きなストレスになるので、気持ちよさそうなところでストップする余裕が必要です。撫でるときの力加減は優しく、猫が毛づくろいする場面をイメージして指先で軽く撫でてあげましょう。
猫が好む部位を選んで触ろう
猫は自分で毛づくろいできない顔周りを撫でられると喜ぶ傾向があります。おでこや後頭部、鼻筋、あご周りなどを中心に撫でてみてください。
「止めて」のサインは見逃さない
猫がしっぽをパタパタと振るのは、イライラしているサインです。しっぽをパタパタさせはじめたら、すぐに撫でるのを止めて、そっとしておきましょう。
スキンシップタイムの主導権は、人ではなく猫。
猫の気持ちを受け入れながら撫でてあげることが、噛まれないコツに繋がります。猫が嫌がったら人が我慢するくらいの気持ちで、たくさんナデナデしてあげてくださいね♪
参考/「ねこのきもち」2017年3月号『シーン別にサインと予防策を紹介!噛む・引っかくされる前にできること』(監修:もみの木動物病院副院長 日本獣医動物行動研究会幹事 村田香織先生)
文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。