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猫カフェで引っかかれてケガをした! 治療費は請求できるの?
たくさんの猫と楽しい時間を過ごすことができる、人気の猫カフェ。しかし、遊んでいたら興奮した猫に引っかかれてケガをしてしまったというケースもあるようです。
そんなとき、猫カフェ側に治療費を請求することはできるのでしょうか?
弁護士の渋谷先生にお話をうかがいしました。
そんなとき、猫カフェ側に治療費を請求することはできるのでしょうか?
弁護士の渋谷先生にお話をうかがいしました。
基本的にお店側に請求することができます
このようなケースは、民法第718条の「動物の占有者等の責任」にあたり、お店側に治療費を請求することができます。
たとえ「店内で起きたケガの治療費は一切負担しない」といった表示がされていたとしても、お店側が明らかに有利になるようにアナウンスがされている場合は、消費者契約法により、その表示内容が適用されない場合があります。
また、めったにないケースかもしれませんが、猫同士がケンカをしていて、偶然近くを通ったときに巻き込まれてケガをしたという場合などにも、猫カフェの管理が行き届いていないことになり、治療費を請求できます。
逆に、お店側が「この猫はふだんから噛みグセがあるので、むやみに触らないでください」など注意喚起したにもかかわらず、お客さんが強引に触ったり抱っこをしたりしてケガをした場合は、民法第418条の「過失相殺」が適用され、治療費を全額請求できないことも。
店内ではたくさんの猫が自由に動き回り、かつ、お客さんが気軽に触れられるようになっていることがほとんど。猫カフェに慣れていない人が猫と触れ合う状況下では、トラブルが起きやすくなります。
お互いに気持ちよく過ごすためにもルールを守って猫に接することも大切です。
たとえ「店内で起きたケガの治療費は一切負担しない」といった表示がされていたとしても、お店側が明らかに有利になるようにアナウンスがされている場合は、消費者契約法により、その表示内容が適用されない場合があります。
また、めったにないケースかもしれませんが、猫同士がケンカをしていて、偶然近くを通ったときに巻き込まれてケガをしたという場合などにも、猫カフェの管理が行き届いていないことになり、治療費を請求できます。
逆に、お店側が「この猫はふだんから噛みグセがあるので、むやみに触らないでください」など注意喚起したにもかかわらず、お客さんが強引に触ったり抱っこをしたりしてケガをした場合は、民法第418条の「過失相殺」が適用され、治療費を全額請求できないことも。
店内ではたくさんの猫が自由に動き回り、かつ、お客さんが気軽に触れられるようになっていることがほとんど。猫カフェに慣れていない人が猫と触れ合う状況下では、トラブルが起きやすくなります。
お互いに気持ちよく過ごすためにもルールを守って猫に接することも大切です。
知っておきたい法律!
動物の占有者等の責任
お店ごとのルールをきちんと守ろう
猫カフェは、自然体な猫の姿を至近距離から見るだけでなく、仲良くなれば、なでたり抱っこしたりすることもできる、猫好きにとってはとても魅力的な場所。
猫カフェを訪れた際は、お店ごとのルールをきちんと守って、楽しい時間を過ごしてくださいね。万が一何かトラブルが起こったときは、こちらの記事を参考にしていただけたら幸いです。
猫カフェを訪れた際は、お店ごとのルールをきちんと守って、楽しい時間を過ごしてくださいね。万が一何かトラブルが起こったときは、こちらの記事を参考にしていただけたら幸いです。
参考/「ねこのきもち」2018年11月号『もしものときの猫の法律相談所 vol.99』(監修:弁護士 渋谷総合法律事務所ペット法学会事務局次長 渋谷寛先生)
文/ishikawa_A
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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