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今からできる! 愛猫を「がん」から守るためにすべきこととは?

猫のがんにはさまざまな種類があり、それらすべてを完全に予防することは、現在の動物医療ではできません。

しかし、愛猫をがんから守るために、飼い主さんができることはたくさんあります。今からできる猫のがんの早期発見・予防法を知って、愛猫の健康維持に役立てましょう!

ふだんの生活ぶりをチェック!

アメリカンショートヘアのクッキーちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫はがんになると、食欲不振や貧血、下痢、嘔吐など、さまざまな症状が体にあらわれます。

特に食欲は、健康かどうかを判断する大きなポイントなので、食欲はあるか、食べ方が普段と違わないかなど、食事タイムは愛猫の様子をよく観察するようにしましょう。

愛猫のちょっとした変化に気付くことができるのは、一番近くで見ている飼い主さんだけ。日々のチェックを欠かさず、いつもと違うと思ったら早めに受診してください。

月に1回以上、猫の体重測定をする!

スコティッシュフォールドのまるくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫ががんになると、がん細胞の増殖によって代謝の変化が起き、体重が急激に減っていきます。

見た目だけで体重の変化を読み取るのは難しいので、定期的に愛猫の体重を量り、普段の体重を把握しておくことが大切です。

体重チェックの目安は月1回以上。1ヶ月で体重が10%以上減少していたら、すみやかに受診しましょう。

タバコの煙は厳禁!

MIXの晴くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
タバコは人の健康によくないことで知られていますが、それは猫にとっても同様です。

欧米の研究機関の発表によると、猫がタバコの煙にさらされるとがんの発症率が大幅に上がることがわかっています。
多くの有害物質を含むタバコの副流煙を猫が吸い込んだり、毛についた副流煙に含まれる有害物質を舐めとったりすることで、がんの原因になってしまうのだそうです。

ちなみに、換気扇の下でタバコを吸ったとしても、煙は室内に広がるため、対策としては不十分です。猫を飼育しているご家庭は、室内禁煙を徹底しましょう。

全身を触ってチェック!

MIXのモナちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
愛猫とのスキンシップ中にしこりを発見して、がんの早期発見につながったというケースもあります。そこで、愛猫をなでる際は指先に集中して、ポチッとした感触がないかをチェックしてみましょう。

スキンシップで見つけやすいのは、人でいう乳がんにあたる乳腺腫瘍。とくにメスに多くみられるがんです。脇の下からおっぱいに沿って触ってみて、米粒のようなしこりが見つかったら、獣医師に診てもらってください。

定期健診を受けよう!

ノルウェージャンフォレストキャットのうにくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんのチェックには限界があるので、定期的に動物病院で健康診断を受けましょう。獣医師による触診や視診をはじめ、血液検査やレントゲン、エコー検査などで、隠れていたがんを発見できる場合もあります。

定期健診は、10才までは年に1回以上、11才以上はがんになるリスクが上がるため、年に2回程度が行うとよいとされています。猫を迎え入れたら、早い段階でかかりつけ医を決めて、しっかりと健診を受けましょう。
飼い主さんの日々の観察や体調管理によって、猫のがんは初期段階での発見や予防できるものもあります。日々のチェックを怠らず、愛猫をがんから守ってあげましょうね!
参考/「ねこのきもち」2016年12月号『気になるセカンドオピニオンについても 愛猫をがんから守りたい!』(監修:池尻大橋ペットクリニック 遠藤美紀院長)
文/higarina
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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