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知ってますか? 室内飼いの猫でも寄生虫予防が必要な理由

猫は犬と比べて、ノミやダニ、フィラリアなどの寄生虫の予防を受けている割合が少ないと言われています。

そこで今回は、犬と比べた猫の寄生虫予防の実施の実態と、室内で飼われている猫にも寄生虫予防が必要な理由をまとめました。愛猫にあった方法でしっかりと寄生虫予防をしましょう。

ノミ・ダニ予防をしている犬と猫の飼い主さんを比較!

【犬】ノミ・ダニ予防をしている飼い主さんの割合は?

ノミ・ダニの予防を受けている犬の飼い主さんの割合

【猫】ノミ・ダニ予防をしている飼い主さんの割合

ノミ・ダニの予防を受けている猫の飼い主さんの割合
ノミ・ダニ予防に関するアンケートによると、ノミ・ダニの予防を『毎月している』と回答した犬の飼い主さんは59.8%。それに対し、『毎月している』と回答した猫の飼い主さんは、わずか17.4%にとどまることが明らかになりました。

また、猫の飼い主さんのうちの49.7%は、ノミ・ダニの予防を『(まったく)していない』と回答しています。

犬に比べて猫の飼い主さんはノミ・ダニの予防をしている割合がかなり低いことがわかりますね。

フィラリア予防の実施状況は?

【犬】フィラリア予防をしている飼い主さんの割合は?

フィラリアの予防を受けている犬の飼い主さんの割合

【猫】フィラリア予防をしている飼い主さんの割合は?

フィラリアの予防を受けている猫の飼い主さんの割合
こちらは、フィラリアの予防に関するアンケートでわかった実施状況です。
それによると、87.1%の犬の飼い主さんが『毎月している』と回答しているのに対して、猫の飼い主さんのうち、『毎月している』と回答したのはわずか13.1%。ノミ・ダニの予防以上に開きがあることがわかりました。

なお、フィラリアの予防を『(まったく)していない』猫の飼い主さんは62.8%という数字に。こちらもノミ・ダニ予防よりもさらに高い数字となりました。

完全室内飼いの猫でも寄生虫予防が必要な理由

飼い主さんを見つめる猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ノミやダニは、猫がベランダや庭に出ることによって感染するケースがあります。また、ベランダや庭に出ることのない猫であっても、飼い主さんの靴や衣類などに付着して室内に持ち込まれたノミやダニが繁殖して猫が感染してしまうことも。
つまり、完全室内で猫を飼っていても、ノミやダニを100%避けることはできないのです。

そして、かつては犬の病気といわれていたフィラリアですが、今では犬と同じメカニズムで猫にも感染することがわかっていています。
猫の場合は、犬よりも少数のフィラリアの寄生で重症となり、短期間で命を落とすおそれがあるため注意が必要です。

定期的な寄生虫予防でしっかり対策を

ソファーの下から覗く猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
寄生虫が何らかのタイミングで猫の体に付着すると、寄生虫自体が引き起こす症状に加えて、寄生虫が媒介する病気に感染する危険性もあります。
ノミやダニ、フィラリアは薬を使って予防ができるので、愛猫の健康のためにもきちんと予防してあげましょう。

なお、寄生虫の予防薬は、種類によって予防できる寄生虫が異なるため、獣医師とよく相談して選ぶことが重要です。また、薬の使い方としては、猫の首筋に滴下するものがよく使われますが、飲み薬もありますので、猫にあった方法で使えるものを選びましょう。

正しく確実に予防して猫の健康を守ろう

お気に入りの場所でくつろぐ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
大切な愛猫の健康を守るために必要な寄生虫予防。正しい方法で定期的に予防を行うようにしてください。
また、薬による予防だけでなく、ノミやダニなどの寄生虫の繁殖を防ぐことも大切です。ノミやダニは湿度の高い場所を好むので換気を心掛け、猫が過ごす場所はよく掃除をして、清潔を保ちましょう。
参考/「ねこのきもち」2018年5月号『データで見る 愛猫を守るためにできることが見えてくる!イマドキ猫の健康事情』(監修:聖母坂どうぶつ病院獣医師 鵜飼佳実先生)
文/くら
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんのであらかじめご了承ください。
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