猫と暮らす
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愛猫の苦手意識が和らぐ「ながら爪とぎ」をやってみよう!
お手入れによっては猫が苦手にしているものがあり、無理にするとストレスになりそうだし……と、消極的な飼い主さんもいるようですが、「病気やケガを予防するために、お手入れは重要です」と獣医師の中桐先生。
怠ったり手抜きをしたりすると、どのようなトラブルにつながるかを知って、愛猫の健康維持に役立てましょう。
怠ったり手抜きをしたりすると、どのようなトラブルにつながるかを知って、愛猫の健康維持に役立てましょう。
爪が伸びているとこんな危険が!
●爪が布製品など引っかかって爪が折れる
爪が伸びたまま猫がカーテンなどに飛び付くと、爪が引っかかり、折れたり剥がれたりして出血することが。また、カーテンに宙吊りになると、暴れて足を脱臼するケースも。
爪が伸びたまま猫がカーテンなどに飛び付くと、爪が引っかかり、折れたり剥がれたりして出血することが。また、カーテンに宙吊りになると、暴れて足を脱臼するケースも。
●後ろ足の爪で顔に引っかき傷を負う
猫は耳の後ろなどの頭部を掻くとき、後ろ足を使います。後ろ足の爪が伸びていると皮膚に爪が刺さり、自らの顔を傷つけることが。
猫は耳の後ろなどの頭部を掻くとき、後ろ足を使います。後ろ足の爪が伸びていると皮膚に爪が刺さり、自らの顔を傷つけることが。
●同居猫を引っかいて相手を傷つける
猫同士が激しくじゃれ合っているときに多いケガ。猫パンチが相手の目元に誤って命中し、瞳の表面を傷つけることがあります。
猫同士が激しくじゃれ合っているときに多いケガ。猫パンチが相手の目元に誤って命中し、瞳の表面を傷つけることがあります。
シニア猫は“巻き爪”に注意
高齢になると爪とぎの回数が減り、爪の古い層が剥がれずに分厚くなります。そのため伸びた爪が肉球に刺さることが(写真)。痛みが生じるため、動物病院での処置が必要。
“ながら爪とぎ”のやり方って?
爪切りから気をそらしてパパッとすませる“ながら爪とぎ”。室内でのケガを防ぐためには、爪切りは欠かせないので、最低でも月に1回は行いましょう。
嫌がる猫を無理に押さえ付けると、さらに苦手意識が強まるため、猫の気をそらしながら手早く行うのがコツ。
また、一気にやろうとせず、何日かに分けて行ってもいいですね。
嫌がる猫を無理に押さえ付けると、さらに苦手意識が強まるため、猫の気をそらしながら手早く行うのがコツ。
また、一気にやろうとせず、何日かに分けて行ってもいいですね。
↑爪切りのラインは前足も後ろ足も、根元の血管を切らないよう、爪の先だけを切って
↑食いしん坊の猫は、二人がかりになりますが、少しずつ舐めるペースト状のおやつを与えながら爪を切るのがおススメです。
↑好奇心旺盛な猫は、興奮し過ぎないよう気を引く程度におもちゃを上手に活用しても。
この場合、おもちゃは少し動かす程度がポイントです。
この場合、おもちゃは少し動かす程度がポイントです。
↑爪切りを見るだけで逃げ出す猫はコレ。バスタオルで顔を覆うことで安心度がUPしますよ。
いかがでしたか? 猫の爪は鋭く尖っているため、伸びたままだと飼い主さんが引っかかれるとケガをするほか、猫自身のケガにつながることも。猫に負担がかからない方法を試して、爪切りをきちんと習慣づけましょう。
参考/ねこのきもち2019年3月号『病気・ケガから愛猫を守るお手入れ』(監修:獣医師 中桐由貴先生、猫とシニア犬専門トリマー 齋藤美香さん)
※この記事で使用している画像は2019年3月号『病気・ケガから愛猫を守るお手入れ』に掲載されているものです。
文/Carrie-the-cat
参考/ねこのきもち2019年3月号『病気・ケガから愛猫を守るお手入れ』(監修:獣医師 中桐由貴先生、猫とシニア犬専門トリマー 齋藤美香さん)
※この記事で使用している画像は2019年3月号『病気・ケガから愛猫を守るお手入れ』に掲載されているものです。
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