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【獣医師監修】猫が1日に必要とする飲水量は?水替えのタイミングも解説

愛猫が毎日どのくらい水を飲んでいるのか、きちんと確認していますか? 飲水量のチェックは、愛猫の健康を維持する大事なお世話のひとつです。今回は、猫の適切な飲水量と水替えなどのお世話のコツ、さらには人気の自動給水機ランキングについてご紹介します。

猫が1日に必要とする水の量ってどのくらい?

おもちゃで遊ぶミケ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
1日の飲水量が少ないと、猫は泌尿器系の病気にかかるリスクがあるほか、脱水や熱中症などになるおそれもあるので注意が必要です。特に夏の暑い時期は、オシッコにより体内の水分が排出されるだけでなく、体温調節や口呼吸などでも水分が失われるため、いつも以上に水分量に気をつけてあげる必要があります。

なお、体重や活動量などにより個体差はありますが、猫が1日に必要とする総水分摂取量(食料中の水分+飲水量)は、1kgあたり40~60ml程度。水分が多く含まれるウエットフードなどを与えている場合は、飲水量がある程度少なくても問題ありません。

猫の飲水量が多い場合は?

流れる水を飲むスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
飲水量の多すぎが原因で、病気を発症することはありません。季節や部屋の湿度などまわりの環境や、その日の活動内容によっても飲水量は上下します。

ただし、猫があまりにたくさんの水を飲んでいる場合は、「慢性腎臓病(じんぞうびょう)」「糖尿病」「甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)」などの病気のサインであることも。そのため、愛猫の飲水量がふだんよりも極端に増えたと感じたら、早めに動物病院で相談するようにしましょう。

ねこのきもち WEB MAGAZINE「水の飲み過ぎもよくない?猫の1日の摂取適正量ってどのくらい?【動物看護師が徹底解説!】」

猫の飲み水は1日1回以上替えよう

ウォーターボウルで水を飲むクロ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫に適量の水分量を与えるためには、いつでも新鮮な水を用意してあげることが大切です。ここでは、お世話のコツやポイントをご紹介します。

水替えの頻度は?

猫の飲み水は、少なくとも1日1回以上取り替えるようにしましょう。
食べカスや被毛で汚れることも多いので、食事のタイミングなどに合わせてこまめに交換し、清潔な水を与えてください。抜け毛が増える換毛期には、特に注意が必要です。

水を入れ替えるときは、容器に残った水を捨てるだけではなく、ヌルヌル汚れが残らないよう容器もきちんと洗ってくださいね。

愛猫の飲水量を把握して

水を入れ替える際に、愛猫がどのくらい水を飲んでいるか、定期的にチェックしましょう。

チェック方法は簡単です。最初に計量カップで水の量を量ってから容器に入れ、入れ替えるときは残った水を計量カップに戻して、その量もチェックしてください。残った量を最初の量から引くことで、飲水量を把握することができます。

愛猫の飲水量が正常な範囲におさまっているかを確認することで、いち早く変化に気付いてあげることができるでしょう。

ねこのきもちユーザーに聞いた!自動給水器ランキング

目がくりっとしたスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
愛猫の飲み水を自動で供給し、清潔さをキープしてくれる自動給水器。流れる水を飲むのが好きな愛猫なら、喜んで水を飲んでくれることも。

ねこのきもちユーザーに聞いた自動給水器ランキングはこちらです。
自動給水器ランキング
1位ジェックス
ピュアクリスタル ホワイト
ポンプで水を循環させながら、抗菌活性炭を使用したフィルターで汚れをろ過することで、きれいでおいしい水をつくる自動給水器。猫用は猫が水を飲みやすい山形になっており、飼育数や用途などに合わせて11種類から選べます。

>公式サイトはこちら
2位リッチェル
プレアクア キャットウォーターファウンテン
独自の浄水カートリッジを使用した、循環式自動給水器。猫が水を飲みやすいように、湧き出す水が斜面を流れるような形状に設計されています。サイズはS・Mの2種類。

>公式サイトはこちら
3位アイリスオーヤマ
ペット用自動給水機 PWF-200
活性炭入りフィルター付きの循環式自動給水器。アタッチメントを取り外しすることで、2通りの水流に切り替えることができます。

>公式サイトはこちら
愛猫に毎日清潔な水を適量与えるのはもちろん、その飲水量についてきちんと把握しておくことも、健康管理のために非常に重要です。病気の早期発見にもつながりますので、飲水量をチェックする習慣をつけることをおすすめします。
ランキング/2020年1月「ねこのきもちアプリ」内調査(回答者数 323人)
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監修/徳本一義(獣医師)
ペット栄養学会理事。日本獣医大学非常勤講師。大学卒業後、小動物臨床を経て、ペットフード会社で学術部門を担当。現在は、複数の獣医科大学の非常勤講師を兼任。ペットフード協会新資格認定制度実行委員会委員長。
徳本先生
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