猫と暮らす
UP DATE
猫の幸せのお手伝い…テレビでも紹介された「保護猫活動をする小学生」
※記事内容はすべて、2020年2月10日現在のものです。
中山渚美(なちゅら)ちゃん
自然な流れで興味をもった保護猫活動
現在保護している猫は数十匹。リビングのケージなどで自由に過ごしています。渚美ちゃんが学校から帰ってきてまず始めるのは、猫たちとのコミュニケーション。帰宅を喜んで寄って来る猫はかまい、寄って来ない猫には無理矢理近付かない。そんな猫の扱いに慣れた渚美ちゃんですが、保護猫と暮らすようになったのは、5歳の頃だそう。「池のそばで子猫が鳴いています。誰か助けて」「だんだん子猫の声が小さくなっています」という、見ず知らずの人のツイッターのSOSに目を留めたお母さんが現地まで行って助け、渚美ちゃんもお世話をしました。そのときに保護した猫、銀太くんとの出会いをきっかけに、飼い主のいな
い猫との縁が増え、助けたい一心で常時数十匹の保護猫が自宅にいるようになったのだそう。
一度に数十匹の保護猫のお世話をして、さらに新しい飼い主さんを探すことは簡単ではありません。日々奮闘するお母さんの姿を見てきた渚美ちゃんは、自然な流れで保護猫活動に興味をもち、一緒に活動をするようになったのだとか。お母さんいわく、渚美ちゃんは、パートナーのような存在で頼もしいのだそうです。
ことから"銀"が入っている名前に
猫たちのお世話をするのはもうお手のもの
また、人と触れ合ったことのないノラ猫は、警戒心が強いので、人になれてもらうことも大切なのだとか。「保護したばかりの猫は、耳がピンッと張って外を向いている“イカ耳”になって怖い顔をしているんだけどね。ごはんを与えたり、おやつを与えながら抱っこしたり、猫用のおもちゃで遊んだりしているとだんだん仲よくなれるの。猫の顔がかわいい顔になっ
てくるんだよ」と嬉しそうに話す渚美ちゃん。「子供なので大人よりお世話が未熟な面もありますが、猫とよく遊ぶので、とくに遊びたい盛りの子猫は嬉しそうです」とお母さん。
お世話をしながら名前を呼びかけている渚美ちゃん。じつは、中山家で保護している猫にはすべて名前を付けているのだとか。新しい飼い主さんがなかなか見つからずに長くいる猫と、すぐに飼い主さんが決まって送り出す猫がいますが、時間の長さは関係なく、“うち
のコ”。そうして愛情をたっぷり注いでお世話をしているそうです。
問い合わせ先
Instagramアカウント
@nekobuhanahata
参考/「ねこのきもち」2020年4月号『猫のために何ができるのだろうか』
文/Betty
※この記事で使用している画像は2020年4月号「猫のために何ができるのだろうか」に掲載させているものです。
UP DATE