猫と暮らす
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飼うことが難しくなった飼い主の代わりに 「愛猫の生涯を見守る」団体の活動
※記事内容はすべて、2020年7月10日現在のものです。
猫のための社会貢献をと開設
理事長の北澤さんによると、飼い主さんの逝去や海外勤務など、納得できる事情である場合のみ、預かりを請け負うといいます。「私たちはお世話を任されただけで、依頼者の方が飼い主であり続けるというのがねこ家の考え方です。ですから、猫に新しい飼い主さんを見つけることはせず、寿命を迎えるまでお世話を続けていくことが私たちの責任だと思います」と副理事長の栗本さん。
目標は猫がストレスフリーで過ごすこと
第一飼育棟には、プレイルームやトレーニングルームなどが。若い猫や来て間もない猫が過ごす部屋なので、思いっきり体を動かしてストレス発散ができるようにと、大きな猫タワーやキャットウォークが設置されています。第二飼育棟では、シニア猫や性格の大人しい性格の猫など、たくさんの匹数で暮らすことが難しい猫のために匹数を制限した部屋が設けられています。第三飼育棟には、病気療養ルーム、猫エイズキャリアルーム、猫白血病キャリアルームなど、療養に集中できるよう、個室が設けられています。
「猫が以前と同じようにリラックスして過ごせるようになれば、ここでの時間も有意義で健やかなものになるでしょう」という栗本さん。今日も大切な命を託されたねこ家の活動は続きます。
参考/「ねこのきもち」2020年8月号『猫のために何ができるのだろうか』
文/carrie-the-cat
※この記事で使用している画像は2020年8月号「猫のために何ができるのだろうか」に掲載しているものです。
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