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飼うことが難しくなった飼い主の代わりに 「愛猫の生涯を見守る」団体の活動

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静岡県浜松市にある「ねこ家」はどうしても愛猫を飼えなくなった飼い主さんとその愛猫を救うため、10年前に誕生しました。行き場をなくした猫が生涯幸せに暮らすために活動するねこ家の取り組みを取材しました。

※記事内容はすべて、2020年7月10日現在のものです。

猫のための社会貢献をと開設

写真提供/ねこ家
(写真1)第一飼育棟にあるプレイルームの様子。

静岡県・JR下川合駅から車で約2分のところにある特定非営利活動法人「ねこ家」は、飼い主がやむを得ない事情で飼うことができなくなってしまった猫を、終生飼養する施設です。預かり対象の猫たちは全国から集まるため、東京や大阪といった都市部からのアクセスがいい浜松市を選び、さらに猫たちが静かに余生を暮らせるようにと、山に囲まれた自然の多い場所に「ねこ家」を誕生させました。
理事長の北澤さんによると、飼い主さんの逝去や海外勤務など、納得できる事情である場合のみ、預かりを請け負うといいます。「私たちはお世話を任されただけで、依頼者の方が飼い主であり続けるというのがねこ家の考え方です。ですから、猫に新しい飼い主さんを見つけることはせず、寿命を迎えるまでお世話を続けていくことが私たちの責任だと思います」と副理事長の栗本さん。

写真提供/ねこ家
(写真2)天井に張り巡らされたキャットウォークでは猫たちが元気に遊び回るといいます。

目標は猫がストレスフリーで過ごすこと

写真提供/ねこ家
(写真3)第三飼育棟の個室の様子。

施設では、猫が快適に過ごすためにさまざまな工夫がなされています。まず、入所した猫のストレス軽減や衛生管理のため、預かりの条件として不妊手術を終えていること、1年以内の三種ワクチン接種、猫エイズ・猫白血病の感染症検査、駆虫が完了していることなどが設定されています。さらに、すべての猫が暮らしやすいようにと3つの棟それぞれにも工夫がされています。
第一飼育棟には、プレイルームやトレーニングルームなどが。若い猫や来て間もない猫が過ごす部屋なので、思いっきり体を動かしてストレス発散ができるようにと、大きな猫タワーやキャットウォークが設置されています。第二飼育棟では、シニア猫や性格の大人しい性格の猫など、たくさんの匹数で暮らすことが難しい猫のために匹数を制限した部屋が設けられています。第三飼育棟には、病気療養ルーム、猫エイズキャリアルーム、猫白血病キャリアルームなど、療養に集中できるよう、個室が設けられています。
「猫が以前と同じようにリラックスして過ごせるようになれば、ここでの時間も有意義で健やかなものになるでしょう」という栗本さん。今日も大切な命を託されたねこ家の活動は続きます。



参考/「ねこのきもち」2020年8月号『猫のために何ができるのだろうか』
文/carrie-the-cat
※この記事で使用している画像は2020年8月号「猫のために何ができるのだろうか」に掲載しているものです。

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