愛猫とコミュニケーションをとるのは大切なことですが、スキンシップの仕方やタイミングを誤ると、猫をイライラさせてしまうことに。
この記事では、猫が触られると嫌がる部位や触られたくないタイミングなどについて、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します!
猫が触ると嫌がる体の部位はどこ?
まず、猫が触られると嫌がる体の部位から見ていきましょう。嫌いなコが多いのは…
などの部位が挙げられますね。背中や耳は、嫌がる猫とそうでないコに分かれるようです。
猫が触られるのを嫌がっているときに見せるサイン5つ
猫は触られたくないとき、その気持ちをしぐさで示しています。たとえば…
- しっぽをパタパタさせる
- そっぽを向く
- 爪をたてて引っかく
- 唸る
- その場から逃げる
など、これらのサインに気がつかずに無理にスキンシップをとろうとすると、猫が怒って攻撃してきたり、ストレスを与えてしまう可能性もあるので注意してくださいね。
猫を撫でてはいけないタイミング7つ
猫を触るとき、そのタイミングも重要です。ここでは、猫が触られたくないと思っているタイミング7つについて見ていきましょう。
①怒っているとき、警戒しているとき
威嚇してきたり、攻撃してくる猫を見て、なだめようとして触る人がいます。しかし、猫を余計に怒らせてしまう可能性があるので、無理に触るのはやめましょう。
②不安を感じているとき
猫が不安を感じる瞬間は、日常でさまざまあります。たとえば、突然の来訪者や、引っ越しや環境の変化による家族の増減、家具の配置換えなどでも不安な気持ちになってしまいます。
静かな狭い場所や人の手の届かない場所で、猫が身を隠すようにじっとしているときは、触らずにそっとしておいてあげましょう。
③興奮しているとき
猫がおもちゃなどに夢中になって興奮しているときに触ると、引っかかれるなど攻撃を受けてしまう可能性もあります。猫の体を直接触るのは控えましょう。
④寝ているとき
ウトウトしているだけでも、猫にとっては安らぎの時間です。そんなときに飼い主さんが触ると、猫は「邪魔された!」と感じて、イライラしてしまうかも。静かに休ませてあげましょう。
⑤食べているとき
集中してごはんを食べているときも、触られるのを嫌がる猫が多いです。食べている最中にかまうと怒ったり、食べるのを止めてしまうことがあります。邪魔せずにゆっくり食べさせてあげましょう。
⑥トイレに入っているとき
トイレに入っているときは、安心して集中したいものです。触られるだけでなく、近くでじっと見られたり、声をかけられたりするのを嫌がる猫も多いので注意してくださいね。
⑦毛づくろいしているとき
毛づくろいしてせっかく整えた毛並みを触られるのを、猫は嫌がります。また、猫はイライラしている気持ちをリラックスさせるために、毛づくろいをしていることもあります。触らずに、そっとしておいてあげましょう。
嫌がる場所は触らないこと、触られたくないタイミングは無理にかまわないこと…猫とのスキンシップは、触る場所とタイミングが肝心です!
猫にストレスを与えないためにも、日頃のスキンシップの際も気をつけてみてくださいね。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/sorami